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ムカつく上司が女装子だった

サラリーマンは辛い。
「根津さん、これじゃ先方は納得しないよ」
特に年下の上司に叱られているときなんて死にたくなる。
「はぁ、申し訳ございません」
そいつは俺よりも10も年下で親会社からやってきた男、神崎将五。
半年前に経営が傾いた会社にきて、見事に立て直した。
いわゆる出来る男というやつだ。
気に入らない。
「いつも言ってますけど、注意される前に気付こう。
僕だってずっとここにいるわけじゃないんだよ」
できれば早くいなくなってほしい。
神崎は親会社の重役の息子で将来の出世が約束されている。
ここに来たのは出来の悪い会社を立て直したという実績が欲しいためだと言われていた。
「みんなが成長しないと、またこの会社は傾くよ」
悔しいが事実だ。神崎もムカつくが、この上にいる旧来のトップたちは
ムカつく上に無能だ。何一つ決められずに他所からやってきた神崎に従ってばかり。
「もういい。こんなことに時間を使いたくない。仕事に戻って」
お前が呼び出したんだろうという喉まで出かかった言葉を引っ込めて席に戻った。
神崎のほうをチラリと見ると、熱心に資料とパソコンを見比べている。
なにをそんなに頑張ることがあるかね。
「神崎さん、お茶です」
「ありがとうございます。山田さん」
山田というのはここのお局だ。
40歳で豚みたいな体型をしているため、制服がボンレスハムみたいになっている。
ブスで行き遅れ。社内では相当な古株であり、無駄に権力だけは握っている。
やりたい放題でこの豚に虐められ退職した若い女の子はゴマンといる。
「あまり根を詰めすぎないでください。いつも1人で遅くまで残業しているでしょう」
神崎が来てからというもの山田の化粧は一層濃くなり、香水までつけるようになっていた。
その匂いはもはや暴力の域に達するほど臭い。
「はは、大丈夫ですよ。山田さんの顔を見てると、元気をもらえますからね」
白々しい。あぁ、白々しい。
この神崎は悔しいがイケメンである。おまけに人たらしというか、手懐ける人間を心得ている。
自分にとって必要な人間にはいい顔をする。
だから、山田のようなお局には爽やかな笑顔を振りまく。
しかし、自分にとって不必要な人間と思えば、徹底的に雑に扱う。
実際に俺よりも年上の社員たちは神崎に怒られまくって、次々と辞めていった。
「あらやだ。お上手ね」
本当にあの2人は死んでくれないだろうか。



壁から喘ぎ声が漏れ聞こえてくる。
隣のヤンキーカップルがコトを始めたらしい。
馬面の金髪男と蛙が潰れたような顔をしているギャルが隣に住んでいる。
男のほうはカマキリみたいな細い体つきをしているがやけに暴力的である。
最も喧嘩しているところは一度も見たことはない。
「ああん、いいわー。そこよぉー」
コンビニ弁当で夕食をすませ、パソコンでエロサイトを巡っていた。
「おう、おおおう、だめぇん」
うるせえ!このブスども!耳が腐るわ!
と思いながら壁をじっと睨みつける。
俺は娘の百合子のことを思った。
あの子には真っ当な人と付き合い結婚して欲しい。
間違っても隣のクソブスバカヤンキーカップルみたいにはなってほしくない。
家族で撮った写真を手に取った。
5歳の百合子と元妻の順子が笑顔でこちらを見ている。
寂しい。百合子に会いたい。最後に会ったのは一年前だ。
そのときは9歳だった。これからどんどん大人になっていく。
「あふぉう、ああん、おおん」
順子の奴め。別に女と不倫したわけでもないのに離婚なんて言いやがって。
4年前、離婚した。原因は「遊び」だ。
とはいえ俺はギャンブルも酒もやらないし、これといった趣味もない。
唯一の娯楽は女装子とのセックスだ。それがバレて離婚状を突きつけられた。
順子はヒステリックに俺を罵り、裁判では「遊び」のことを盾に親権を奪われた。
おまけに周りに言いふらし、俺はホモの変態野郎と思われるようになった。
両親や親戚からも蔑まれ、ほぼ勘当状態になっている。
「いいわぁー、いいわぁー」
断じてホモではない。男同士でセックスするなんて考えただけで虫唾が走る。
昔からチンポの付いた女に異様に興奮するだけなのだ。
外見が女のように見えて、なおかつ下半身にチンポが付いているのが良いのだ。
女性ともセックスはできるが、興奮するのはチンポ女のほうだった。
最初はニューハーフヘルスに通っていたが、いかんせん金がかかる。
そこで素人の女装子に目を付けるようになった。ネットの出会い系などで相手を探す。
良い子とはなかなか出会えない。大半はブスでゴツイおっさんたちだ。
以前に待ち合わせた女装子はネット上では「めぐみ・24歳」と言っていたのに、
実際に現れたのはどう見ても「しげる・54歳」で
ギャルの格好をした色黒のおっさんだった。
キラキラとしたブランドのバッグよりもユンボが似合いそうな体格をしていた。
すぐに帰ったのは言うまでもない。
「だめぇ、あああん、いくいくいくぅー」
金を出せば良い女装子やニューハーフを抱ける。しかし、俺には金がない。
給料のほとんどは養育費という形で取られていく。
だから、こんな壁の薄いアパートに住んでるんだ。
「いくいくいっちゃうー、こわれちゃうー」
目ぼしい女装子を見つけるためにはネットに張り付くしかない。
とはいえ、最近は非エロの女装子が増えた。
気持ちは男だけど、可愛い格好をするのが好きという意味不明な輩が多い。
気取ってんじゃねえ!だいたい男が女の格好している時点で変態じゃねえか。
女装子なんていうのはヤられてなんぼの穴に過ぎないんだよ、タコが!
しかし、その手の女装子はみな若くて綺麗だ。
普通の女なんて霞むくらいの美貌を持っている。
悔しくて悔しくてたまらない。死ぬほど羨ましい。
すました顔した女装子共をぶち犯して、
お前らはメスなんだよと体で分からせてやりたい。
ペニクリをしゃぶりまくって、ガンガンにケツマンコを掘り上げ、
しっかりと種付けしてやりたい。
「あぁぁーいくぅー」
隣からの声が一際大きくなり、聞こえなくなった。どうやら絶頂を迎えたようだ。
軽い吐き気を覚えながら、日課である女装関係のエロサイト巡回を始める。
良い女装子を見つけるためだ。
(おっ、この子はなかなか)
顔はマスクで隠されているがスタイルが良かった。
黒のセクシーなランジェリーを身につけ、
オフィスのようなところで自慰行為に耽っている写真が何枚もあった。
名前を翔子というらしい。
(うふぁ、仕事場で撮影か。かなりの変態だな。
しかし、これは上物だ。肌が綺麗だし、適度に肉付きもいい)
女装子というのは普段は男として生活しているから、体つきは男のままだ。
服さえ着とけば良いと思っている奴が多く、ムダ毛が生えていたり、汚い肌だったりする。
俺に言わせりゃ、良い女装子っていうのは裸になっても女を感じさせないとダメなのだ。
(翔子ちゃん、綺麗だ。顔が見れないのが残念だが、エロいなぁ)
パンツを脱いで、モノを握ろうとしたときにある違和感を感じた。
(この場所ってどこかで見たことあるような…)
その女装子がいるオフィス。並んだ机や椅子。書類棚。観葉植物。
「…これうちの会社じゃねえか」
ということはこいつは誰だ。見たところかなり若い。若い男の社員なんて数人しかいない。
この体型だと…
「神崎だ!」



「神崎さん、少しお時間よろしいでしょうか」
「なんですか?」
神崎はパソコンから目を離さないで言った。
「昨日言われた件なんですが、
修正案を作りましたので一度打ち合わせをしたいなと思いまして」
「ずいぶんと早いですね」
「はい、私も反省いたしまして、心を入れ替えて頑張りました。
込み入った話になりますので、会議室にいきませんか?」
神崎はやっとこいつも成長したなという満足気な顔をしながら頷いた。
馬鹿め。
「それで修正案はどんな感じですか?」
会議室に移り、青山は偉そうに席に座りながら尋ねてきた。
「はい、こちらに」
俺はプリントアウトした奴の痴態を見せてやった。
神崎の顔から血の気がすっと引いていった。
「こ、これは?」
「会社でこんなことしているのがバレたら、お父さん悲しむでしょうね。
マスコミにでもバラしたら大問題。大企業の息子、オフィスで変態女装子に変身!
なんていう見出しで取り上げられるかもしれませんね〜。周りの人間も
なんだこんな変態だったのかって落ち込みますよ?神崎さん、いや翔子ちゃん」
神崎はぷるぷると震えていた。こいつが怯えているのを見るのは初めてだ。
「金か?」
「やめてください。それじゃ、私が脅迫しているみたいじゃないですか」
「な、なんだ。何が目的なんだ」
神崎は俺にすがりついてきた。
いい気味だ。でも、これはまだ始まりなんだ。
「こんなに楽しいこと1人でやっているなんて勿体無いでしょう」



土曜日、俺は神崎を呼び出した。
心が踊るとはまさにこのことだな。愉快で愉快でたまらない。
「根津さん、お待たせしました」
聞き慣れた声に振り返る。「女」がそこに立っていた。
「神崎か?」
「…はい」
周囲の人間が驚いたようにこちらを見てくる。なにせ声以外はどうみても女なのだ。
俺のジョニーが唸る。
「とりあえず行こう」
視線が気になったので、足早にその場を離れた。
少し歩いて、目星をつけていたラブホテルに入る。
なんとなく気まずかったから黙っていた。
しゃべらなければ男とは誰もわかるまい。
部屋は80年代の安っぽさを凝縮したような作りだった。
ヤるだけだから部屋に高い金を払うのは馬鹿らしい。
「なにか飲みませんか?」
沈黙に耐えられなかったのか、神崎のほうから声をかけてきた。
「ビールでいいですよね」
備え付けの冷蔵庫から瓶ビールとコップを持ってくる。
声や仕草は会社で見たままだが、格好は女そのものだ。
「どうぞ」
あの神崎がお酌をしてくれるなんて夢みたいだ。
一気にビールを煽る。
しかし、いざこういう状況になるとどういう風にすればいいか迷うな。
「そういう格好はいつから?」
「学生の頃からです。最初は彼女が遊びで化粧してくれたのがキッカケでした。
そのうち服とかにも手を出して。社会人になったら彼女とは別れましたけど、
女装だけはやめられなくて。
綺麗になっていく自分は好きだし、良いストレス解消にもなるし…」
「ふーん」
「僕の家はエリート一族でずっと勉強、勉強って言われてきたんです。
大人になっても競争、競争で…
正直そういう男社会が向いてないと思うんです。
だから、女装することで自分を解放してるのかもしれません」
「…ネットにあんな画像をアップしたのはなんで」
「……あれもナルシズムの一種というか」
無言で空になったコップを突き出す。神崎は急いでビールを注いだ。
「いつもあんなことしてんの?」
「いや、その会社でやったのは初めてです」
「ふーん。で、男が好きなの?さっき彼女とか言ってたけど」
ビールを飲み干す。実は酒に弱い。
コップ二杯ですでに酔いが回り始めている。
「いえ、恋愛対象は女性です…実際男の人とセックスしたことはありませんし」
処女だ。ジョニーが喝采を上げる。
「興味あるんでしょ?だから、あんな画像を上げるんだ。
いっぱい男からアプローチくるでしょ」
「いえ、あれは本当に二次元のキャラになったつもりというか。
ほら、男の娘モノってあるでしょう?
ああいうものに自分を投影するのが好きでなんです。
確かにいっぱいメールは着ますけど、全部無視してます」
ふん、グチグチ言いやがって。
「そうなんだぁ。でも、期待はしてるんだよね」
俺は神崎の膝に手を置いた。ビクッと震えた様子はまるでウブな女の子のようだ。
「いえ、その、そんな」
いつも俺たちに偉そうな命令をくだす口からは消え入るようなか細い声が漏れている。
「だいたい男が女の格好をしている時点で変態なんだよ。
それを理屈付けてごちゃごちゃかき回すようなことはするんじゃない」
手はスカートの中へと潜っていく。
神崎は拒否しようとするが、驚くほどに弱々しい抵抗だった。
ストッキングに包まれた太ももを撫で回す。
「男にヤられたいから女装してんでしょ。
君は変態のホモ女装子だ。認めちゃいなよ」
「ぼ、僕は……違います」
手が神崎の秘部に到達する。
グニュリ。
そこはすっかりと硬くなっていた。
「違うんです…本当にちがうんです」
勃起していることが恥ずかしいのか神崎の顔は真っ赤になった。
「なにが違うんだ。すっかり期待して硬くしてるじゃないか」
「いや、いや…」
かすれるような声を防ぐように俺は唇を合わせた。
ここは一気にやってやる。
舌を神崎の口の中に乱暴にねじ込む。
最初は抵抗していたが、股間をぎゅぎゅっと抑えると
不意に力が抜けて、舌と舌同士がぬるりと絡みあう。
たっぷりと唾液を注ぎ込んでやると、
喉を鳴らして飲み干しやがった。
さっきまでの抵抗が嘘のようだ。
唇を離す。俺を見下すようないつもの目はそこにはなかった。
すっかり発情した雌の目になっている。
神崎の手を取り、俺の股間に導く。
「ほら、どうだい?」
ジョニーは戦闘態勢に入っていた。
神崎は驚いたように俺を見つめる。
「しゃぶってくれよ。いつもディルドで練習してるんだろ」
戸惑っていた神崎だが、意を決したように床に跪いた。
ベルトを外し、チャックを下げる。
ジョニーと神崎が対面した。
神崎は俺の股間にゆっくりと顔を埋めていく。
口をすぼめたみっともないフェラ顔を見た時、
俺は天にも登るような気持ちになった。
下手くそなフェラだったが、
普段偉そうにしている上司が俺のイチモツをシャブッている
というのがたまらない。勝った。俺は勝ったのだ。
「もういい、そこのベッドでケツマンコを出しな」
神崎はベッドの上で服を脱ぎ出す。
下着とストッキングだけの格好になる。
わかってるじゃないか。
俺はわざと乱暴に突き飛ばし、ストッキングを破いてやった。
ビリビリ。破れる音が心地よく響く。
綺麗なアナルだった。
むしゃぶりつきたくなるご馳走だ。
尻肉が手に吸い付いてくる。
ここまでのレベルはなかなかいない。
正常位でローションを穴に塗りこむ。
「おい、神崎さん!」
わざと会社での呼び方を出した。
神崎は恐る恐る視線を合わせてくる。
「良いオメコしてるぜ。こりゃ男がほっておかない名器だ」
何と言っていいものか迷っている様子だった。
「男に褒められたらお礼くらい言え!!」
わざと大声で怒鳴りつける。すぐに、ありがとうございますと言った。
「なにがありがとうございますだぁ?」
「お尻を褒めてくださって、あ、ありがとうございます」
表情に被虐の喜びが差し込まれる。こいつはきっとマゾだな。
「お尻?なに上品な言葉を使ってるんだぁ!この便所女!!」
「ご、ごめんなさい。ま、マンコ褒められて、お礼をいいました」
俺は神崎の穴に銃口を突き付けた。
「なにが当てられてるか分かるかぁ?」
「お、おちんぽです」
「ちんぽ好きか?」
「……」
「なんとか言え!!」
パチン、思いっきり尻を叩いてやった。
「ひゃあ、好きです」
「もっと言え!大声で言え!」
「ちんぽ好きです!ちんぽ好きです!」
「もっと!もっと!イヤラしく!女っぽくだぁ!」
「ちぃんぽぉ好きぃ!ちぃんぽぉ好きぃ!!」
愉快。痛快。会社での神崎とはまるで別人。
きっとこっちが本性なんだ。
日常では男として振舞っているが、
その裏には雌を隠して生きているんだ。
俺がそいつをさらけ出してやる!
ニュプリ。穴にジョニーを入れ込む。
肉をゆっくりとかき分け、神崎に侵入していく。
「あ、ああああ、はぁぁ」
神崎の口から息が漏れていく。
処女なのでもっと入り口はもっとキツイと思ったが
ずいぶんとすんなり入った。
独りでよく遊んでいるようだな。
腰を動かし始める。そのたびに神崎は短く喘ぎ声を吐く。
「あ、あ、あ」
「俺のチンポはディルドと違うだろ?」
「あ、あ、はい、全然違います。気持ちいいああ」
征服。勝利。
こいつはもう俺の女になった。
上司なんかじゃない、俺専用の性処理雌だ!



ガガガガガガ、地鳴りのような音が響いている。
会社の前に新しいビルが建つらしい。
工事の音がオフィスの中で暴れまくる。
同僚たちはノイローゼになりそうだよと嘆いているが、
俺は違った。
「神崎さん、この資料なんですが」
打ち合わせをしている神崎を横目で見る。
一見するとあの夜から何も変わってないようだ。
気取った仕事の出来る男の顔をしている。
ふん、そのメッキを剥がしてやる。
俺はポケットからマッチ箱サイズのリモコンを取り出す。
手元で隠しながら、工事の音に合わせてスイッチを入れる。
神崎の顔が一瞬引きつる。
うぃぃぃん。奴の身体の中には甘美なモーター音が響いているはずだ。
「というところなんですか…あの神崎さん?」
「えっ、あっ、そうだね。うん」
完全に上の空だ。
きっと頭の中はケツマンコの中にあるバイブのことで埋め尽くされている。
工事の音が止む。スイッチを切る。
これを繰り返していく。
中途半端でランダムな責めがフラストレーションを貯めこませる。
「具合悪いんですか?」
「いや、大丈夫。続け、ひゃあ」
いきなり最大のパワーにしたのでビックリしたようだ。
俺は笑いを必死で堪えながら、通常のパワーに戻す。
神崎と目が合った。
まるで子猫のように切なく訴えてくる目つきだった。
ジョニーが唸り出す。
携帯で「トイレに来い」というメールを神崎に送り、席を立った。

運良くトイレには誰もいなかった。
俺が入ってすぐに神崎がやってきた。
「馬鹿。すぐ来るやつがあるか」
「ご、ごめんなさい」
怯えた顔つきが俺のサドに火を付ける。
「バレてしまうぞー。お前が変態女装子だってこと。
さっきだってリモコンバイブで感じてたんだろう」
「そ、そんなことは…」
「仕事なんて頭にはないんだろう。気持ちよくなりたいってことしか
考えられないんだろう、この淫乱!!」
俺は神崎を個室に連れ込む。
「シャブれ。早く終わらせないとみんなが怪しむぞ。
それともバレてすべてを終わらせたいのかな」
神崎は俺のズボンのベルトを外し始める。
「おいおい、その格好のままじゃ気分が出ないだろう」
神崎はスーツを脱ぐ。黒のセクシーなランジェリーが現れる。
いわゆる下着女装という状態だ。
かつての俺なら下着女装なんていうのは女装とは認めてなかった。
あんなのはホモのやることだと思っていたが、案外とこれも悪く無い。
もっとも神崎だから興奮するのかもしれない。
「へへ、そんな格好で会社に来てるんだから、本当に変態だよな」
まぁ、命令したのは俺なんだが。
「はは、い、私は変態の女装子です」
これも俺の趣味。ちゃんと自分で自分を変態だと言わせるのが調教では大事なのだ。
神崎が俺のジョニーを頬張ろうとしたとき、トイレに誰か入ってきた。
一瞬動きが止まったが口は開けたまま。俺は一気に突っ込んでやった。
涙目で訴えてくる神崎を無視して、ぐいぐいと口マンコに押し込む。
「なんか最近、神崎の様子変じゃないか?」
トイレに入ってきたのは男性社員2人だ。
「ああ、さっきの打ち合わせも完全に上の空だったな」
「あとさ、動きが妙にナヨナヨしてない?」
「へえ、そうかな。意外とそっち系だったりして」
「はははは、やめろよー。キモいぜ」
俺は神崎に蔑みの視線をたっぷりと送ってやる。
神崎の目の奥底には羞恥に悶える悦びが光っていた。
トイレから出て行く音がしたので、
俺は神崎の頭を掴んで激しく腰を動かし始めた。
「お前は女よりも穴が一つ少ないんだから、
ちゃんと口で男を満足させるんだぞ」
ゴボゴボ、フフン、チュボチュボ、フンフン、
神崎の声にならない声と俺の荒い息遣いが個室の中に溜まっていく。
「う、でるぞ!」
ジョニーから獣の遠吠えのようにザーメンが飛び出る。
「しっかり味わえ。舌を出すだ」
神崎はAV女優のように舌を出した。
ピンク色の舌の上に俺のベイビーたちが乗っている。
「飲み込むんだ」
ごくり。喉仏が上下したのが見えた。
苦いのか少し顔を歪める。
「さぁ、仕事に戻ろうか」
ザーメン臭い口で部下に命令するのかと思うと
優越感がぞくぞく湧き上がった。



俺は神崎に紙袋を渡した。
「これは?」
「プレゼントだ」
黒のセクシーランジェリー。
少し高かったが、思い切って買った。
神崎は不思議そうにランジェリーを眺めている。
「あの…これ」
「きょ、今日はそれを着てセックスするんだよ!」
神崎の顔がぱっと明るくなった。
「ありがとうございます」
恥ずかしくなって視線を逸らした。
他人にプレゼントするなんて何年ぶりだろうか。
俺と神崎がこういう関係になってから、生活はずいぶんと変わった。
なんというか満たされているのだ。
離婚してからずっと感じていた隙間が
神崎のおかげで埋まっていく気がするのだ。
「じゃあ、ちょっと向こうで着替えてきますね」
いつものラブホテル。神崎はシャワールームに入ってきた。
今日は上品な若奥様といった感じで、
白のセーターに茶色のスカートだった。
横に連れて歩いて自慢したくなるような可愛さだった。
俺が出会い系で会った女装子は
ほとんどが離れて歩きたくなるようなレベルばかりだ。
だが、神崎は違う。あいつは美しい。
でも、こんな関係はいつまで続くんだろうか。
やがては親会社に帰るだろうし、
まだ若いから結婚のことだってある。
いつかは別れるときがくるのか。
今まで女装子とは一夜限り、
というより継続して付き合うという発想がなかった。
ずっと神崎と一緒にいたい、
頭に浮かんだ馬鹿な考えを振り払う。
ピリリリリ。
携帯が鳴った。画面を見ると妻からだ。
「おまたせしました」
シャワールームから神崎が出てきた。
美しかった。
男が着るランジェリーというのは
返って女らしさを際立たせる。
固い身体の上で揺れるレースの
アンバランスさがたまらない!
「電話鳴ってますけど…」
神崎に見惚れてしまい、忘れていた。
「ああ、別れた嫁からだ。気にしなくていいよ」
「なら、余計に出ないと…」
「いいんだよ。どうせまた娘の養育費がーとか言われるだけなんだから」
「娘さんがいるんですね」
携帯の音が止まった。
「ああ、まあな」
家族の話をすると萎えてしまうので、
俺は神崎に襲いかかった。
「きゃ…やめ…」
形だけの抵抗だった。
俺たちはすぐに舌を絡ませ、肌をぶつけあう。
神崎は良い女になった。
元々美人だったが、内面から滲み出るよう女っぽさが漂うようになった。
俺の調教の賜物だ。

その日は一晩中、たっぷりと愛しあった。



「根津さん」
いつのまにか早歩きになっていたようで、神崎と離れていた。
ハイヒールに慣れてないのか、歩き方がぎこちない。
茶色のロングコートを揺らしながら近づいてくる。
身長はヒールの分高くなっているが、スラリとした体型はまるでモデルだ。
今日はショッピングモールでデート。
休日で人は多いが、誰も神崎を男だとは思っていないはず。
神崎は恐る恐ると腕を絡めてくる。
「まるで恋人だな」
俺たちはまた歩き出した。今度は神崎のペースに合わせてゆっくりと。
激しいセックスもするが、こうした何気ない日常も悪くない。
買い物を楽しみながら、モール内を歩いて行く。
神崎は嬉しそうに洋服屋やアクセサリーショップに入っては
じっくりと商品を選んでいく。
まったく女の買い物ってやつはというと、嬉しそうに笑った。
一回りして喫茶店でお茶でもしようかと思った所、俺は思わず目を疑った。
娘の百合子がいたのだ。妻の順子も一緒だった。
しかも、その横にはまったく知らない男がいた。
向こうも気づいた様子で完全に固まっていた。
「よお、久しぶりだな。お、お前らも買い物か?」
気まずい沈黙に耐えられずに思わず声をかけた。
百合子は一回り大きくなっていて、
見違えるように可愛くなっていた。
「百合子、大きくなったな。ずいぶんとおしゃれをして、可愛いぞ〜」
俺が近づこうとしたとき、百合子は反射的に離れた。
そして、すぐさま間に順子が割り込む。
「近寄らないでください」
「な、なにを言うんだ。父親が娘に会うのは普通のことだろ」
順子の目には警戒と侮蔑が映っている。
「ふん。父親なら娘の誕生日を忘れるかしら。あんなに電話したのに無視しちゃって」
あっ。
完全に忘れていた。
このところ神崎に夢中になりすぎて、娘のことは頭になかった。
「ごめん、ごめん。う、埋め合わせするからさ…いまから」
百合子の目が順子と同じようになっていた。
俺を蔑む目だ。
今までそんなことは一度もなかった。
あの無邪気で可愛い娘が妻と一緒に俺を拒否している。
たまらずに距離を詰めようとすると、
一緒にいた男が俺の肩を持った。
「まぁまぁ、根津さん。今日のところはいいじゃないですか」
コロンの香りがした。ずいぶんとキザったらしい奴だ。
「だ、誰だ。お前は」
睨んでやろうと思ったが、男の目はずいぶんと上にあったので見上げる形になった。
「失礼しました。結城といいます。順子さんとお付き合いさせてもらっています。
今日は百合子ちゃんの誕生日プレゼントを買ってあげるために買い物に来たんです」
ふざけやがって。何を悠々と喋ってるんだ。
「いや、でも、父親のほうが」
「根津さん、あなたもお連れさんがいるでしょう。今日はいいじゃないですか」
「お連れさん」のイントネーションが妙にいやらしかった。
はっと我に返り、振り返ると神崎は困惑した様子で立っていた。
「変態」
百合子が呟いた。
そして、俺とは一切の視線も合わせずに走りだした。
神崎が男とバレたのか。まさかあんなに綺麗なのに…
「娘よりもオカマのほうが大事なんでしょ」
順子はそう言い捨てると、百合子のあとを追いかけた。
結城もそれに続く。
俺は動けなかった。
周囲の人間がこちらを見ながらひそひそと話しているが、
それがひどく遠くのことのように思えてしまう。
百合子が俺を軽蔑している。
初めて小さな指に触れたとき、初めてパパと言ったとき、
初めて立ち上がったとき、初めて一緒に海に行ったとき、
そんな記憶がこの残酷な現実に繋がっていたなんて。
信じることができなかった。
「ね、根津さん」
俺は振り向かずに走りだした。
全力でこの辛い世界から逃れるため。
呼吸はすぐに苦しくなった。
いつのまにか視界がぼやけだす。
しかし、構わずに走り続けた。



アパートに戻ると、万年床の布団に訳も分からず潜り込んだ。
しかし、自分の加齢臭をたっぷりと吸い込んだシーツが臭すぎて
すぐに飛び出た。情けなくてまた涙が出た。
ちくしょう、ちくしょう。
なんだって俺ばっかり。
娘の誕生日を忘れたのは悪かったが、
あんな目で見ることないだろ。
順子のやつも新しい男を作って、
俺だって新しい女くらい作るさ!
……女じゃないけど。
ドンドン。
扉を叩く音がした。
「根津さん、いますか?大丈夫ですか?」
神崎?
「根津さん!」
「うるさい、1人にしてくれ」
泣き腫らした顔を見られたくなかった。
「開けてください。お願いします」
「どうせ、俺を笑う気だろう!」
「笑いません!」
「うそだ!いい気味だって思ってるんだろう!」
「そんなことないです」
「気休めはやめろ。帰れ!!」
「そんなこと言わないでください。
だって、私、根津さんこと愛してるから」
ドアを開けると、頬が赤くした神崎が立っていた。
「お、お前いまなんて…」
「根津さんのこと、好きになってしまいました」
「どうして…俺はただお前を…」
「私も最初は嫌だったけど、初めて女の子扱いしてくれたし、
嫌々ながらやり続けたら、ずっと根津さんことが頭から離れなくて」
胸の奥底で何かが弾けた。
俺はやさしく神崎を抱きしめた。
こんなにも俺のことを想っている人がいるなら、
それが男だろうが、女だろうが関係ない。
例えどれだけ人に馬鹿にされようと、笑われようと
2人でいれば大丈夫な気がした。



ケンイチは壁にもたれて、スマートフォンをいじっていた。
流行りのソシャゲに夢中になっており、ヒマを見つけてはプレイしている。
ブロックを消すことに集中していると、壁から艶めかしい声が聞こえてきた。
隣のおっさん、今日はお楽しみか、
と思いながら、画面の上で指を走らせる。
「隣、始めたみたいね」
同居しているアケミはケンイチに背中を向けて、
テレビを見ながらせんべいをバリボリと食べていた。
その後姿は鏡餅のようだった。
「あのおっさんもやるもんだな。てっきり寂しい1人もんだと思ってたけど」
「それが違うのよ」
振り返ったアケミは口の周りにせんべいのカスをつけながらニヤついていた。
ケンイチはアケミの顔を見て、子どもの頃に見た仰向けになったカエルの死体を連想した。
「今日のお昼ごろに隣から言い合う声がしたの。
うるさいからドアから開けて外を見たら、オカマが隣のおっさんと言い合いしてるのよ」
「オカマ!?」
「そうそう。でも、そのうち2人は抱き合って、そのまま部屋に入っていたのー。
ヤバくない?。隣のおっさんってあっち系だったみたいね。マジ、ヤバくない?」
アケミは鼻息を荒くしながら、やばいやばいを連呼していた。
じゃあこの声は男が出してるのかと思うと、ケンイチは妙な気分になった。
「でも、あのオカマ綺麗だったよ。なんか佐藤かよとかそっち系のモデルみたいな感じ」
といってアケミはまたテレビのほうを向いて、
せんべいを齧りながら、ガハハと豪快に笑う。
その様子を見ながらケンイチは思った。
こんなブスな女なら、綺麗なオカマのほうがマシかもしれない。


END
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