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Sissyハウス

 門の前でマット・グラムズ大佐はブレーキを踏んだ。兵士が緊張した様子で近づいてくる。車内から顔を見せると、すぐさまゲートが開いた。敬礼の姿勢のまま直立不動の兵士たちを横目にアクセルを踏み込んだ。獣の唸り声のようなエンジン音が辺りに響く。
 外よりも道が広い。マットは嬉しくなった。このところずっと狭い道や渋滞の中を運転してきたのでストレスが貯まっていたのだ。この小さい国では愛車を思いっきり走らせるのは無理だと思っていた。
 マットの車は暴れ馬のように道路を走っていく。彼はとにかくパワーのあるものが好きだった。根っからの軍人気質で、力こそがすべてだという考えをしていた。当然車もそのように改造されていた。黒光りするボディに威圧感のあるフロントバンパー。エンジンとホイールは特別仕様で、とにかくデカくてビックに仕上がっている。
 半年前、この国にやってきた。侵攻作戦の前線指揮を任されたのだ。何万人という兵士を操り、何トンという火薬を使う。銃弾と爆音と叫び声が飛び交う戦場はそれ自体が一つ巨大な麻薬であった。頭は酩酊と覚醒を交互に繰り返し、千年先まで見通せるような感覚があった。
 作戦は極めて順調だった。よく鍛えられた兵士たちのおかげで地図はどんどん自分たちの色に染まっていく。それを見るのはこの手の作戦で一番気持ちいいことであった。
 絶対的な力とは絶対的な正義である。マットはそう信じていた。
 約一ヶ月で首都を制圧した手腕を買われ、占領作戦に切り替わったときは行政的な任務に就くことになる。それまでとは違うデスクワークや軍内の政治的なやり取りに神経をすり減らしていた。
 周りの風景がだんだんと祖国に似てくる。建物や草木が多くて母国語がいたるところにある。何より色々なものが大きくて広い。外で荒れ果てた建物ばかり見ていたので、ずいぶんと懐かしい気持ちに浸れた。
 たまらずスピードが上がる。身体にかかる重力とエンジン音が心地いい。かつて戦車を操縦していた頃を思い出す。圧倒的な力で敵を倒していくのはどんなファックよりも気持ちよかった。
 駐車場に車を停めると、ダニー・ギブソン大佐が駆け寄ってきた。
「よお相棒!元気だったか!」
「久しぶりだな腕白坊主!」
 マットとダニーは硬く抱き合い再会の喜びを分かち合った。二人は共に厳しい戦場を生き抜いてきた仲間であった。
「お前が来るのを心待ちにしてたんだぜ」
「内地の治安が安定しなくてな。突発的なゲリラには手を焼かされるよ」
「ああ、でもいまはそんなことは忘れるんだな。ここは地上の楽園だぜ!」
 マットは今日から二週間の休暇であった。彼は軍の保養エリアであるマヤトビーチにやってきた。ここは海沿いに祖国の街が再現されており、住宅、スーパー、レストラン、映画館、遊園地と何でも揃っていた。利用できるのは少佐以上の階級のみであり、軍のエリートが集う場所でもあった。
 二人は近くのバーに入った。
「昼間から酒が飲める。これぞバケーションだな」
 マットはウイスキーをオンザロックで注文して、一気に飲み干した。
「まったくだ。にしてもマット。戦争屋のお前が後方に回ったなんて今でも信じられないぜ。銃をぶっ放したくはならないのか」
「出世するってのはそういうことさ。けど正直体は鈍っているよ。それになんというか時々疼くんだ」
「……そんなお前にピッタリな場所がここにはあるんだ」
 ダニーは三杯目のウィスキーを注文した。
「なんだよドラックか?もう昔みたいに馬鹿はやらないぞ」
「セックスだよ。思いっきりヤれば最高の気分になれるぜ」
 マットのグラスを持つ手が止まった。
「ニキビ面のガギじゃないんだぜ。女なんてもう飽々してるよ。それにカミさんになんて言われるか」
「へへ。ところがここではちょっと話が違うんだ」

 その建物はビーチ沿いにあった。三階建てで小さなホテルのように見える。
「Sissyハウスさ。この国の男たちが娼婦になって働いてるんだ」
 Sissyとは女々しい、情けないという意味のスラングであり、異常な同性愛者を指す言葉でもあった。男としては最大の侮辱の言葉である。
「お前は古い友達だけと怒るぞ。俺がゲイだっていうのか」
「落ち着けって。俺はお前がゲイじゃないってことは知ってるし、ここはそういう場所じゃない」
「普通の女がいるところに連れてけ!」
「なぁ、女ってのは面倒くさいものだろ。俺のカミさんもお前のカミさんもヒステリックでワガママな生き物だ。けど、ここにいる子たちは違うぜ。みんな従順で素直だ。それに生理を気にする必要もなければ、どれだけ中出ししても妊娠の心配はない」
「それは男だからだ。ケツをファックする趣味はないぜ」
 ダニーは見たら考えも変わると言って無理やりにマットを連れて入った。
 建物の中は吹き抜けで開放感があった。奥のほうには一面の海が広がっている。インテリアや壁紙はいかにも南国風といった感じだ。
 受付に一人の女性が立っていた。まっすぐな黒髪が肩の辺りまで伸びている。白いポロシャツに黒のタイトスカートを穿いていた。大人っぽい格好とは裏腹に顔にはティーンエイジャーのような幼さがあった。
「やあ、ユキ。元気だったかい?」
「ええ、とっても。ミスターダニー」
 その声には女性にしては少し低かった。マットはユキを眺めた。胸は小さいがたしかに膨らんでいる。
「こいつはもしかして男なのか?」
「ああ、そうさ。しかも元軍人だ。俺たちとドンパチやってた男がいまじゃこんなカワイコちゃんだ」
「うそだろ。体が全然違うじゃないか」
「外科手術とホルモンのおかげです」
 マットは信じられなかった。いくら人種が違うからといって同性とは思えない。しかし、よくよく見ると女性的な柔らかさというものが薄い気がした。かといって男の身体つきではない。
「こいつはマットって言うんだ。Sissyは初めてだからオススメの子はいるかい?」
「でしたら、アケミが良いと思います。オーソドックスなSissyビッチです。きっとお楽しみいただけると思います」
 二人の会話を聴きながら、マットの頭がクラクラしてきた。

 部屋に通された。手前には鏡張りのバスルームが見える。大きな浴槽もあった。中央にはクイーンサイズのベッドがあって、太陽からの光が注いでいた。海が一望できるようになっており、仕切りもないのでとても広く感じることが出来た。
 マットは近くの椅子に腰掛けた。少々頭が混乱していた。確かにこの国の人種は自分たちよりも背が頭一つ分は低いし、童顔だ。おまけに華奢で体毛がほとんどない。そのくせ髪やまつ毛は艷やかに生えている。女も男も!
 しかし、いくら戦争に負けたからといって男が娼婦になるのだろうか。自分がそんなことになるなら死んだほうがマシである。
 ドアがノックされた。長いウェーブのかかった金髪を揺らしながら一人の女性が入ってくる。キラキラとしたピンク色のドレスを着ており、悩ましげな曲線が流れている。胸はさながら巨大な果実のようだ。人形のように整った造りの顔にはケバい化粧が施されていた。
「はじめまして。ミスターマット。アケミっていいます。よろしくね」
 マットは訳も分からず立ち上がった。アケミは上目遣いに微笑んだ。
「ああ、よろしく」
 混乱を悟られないように冷静を装った。
 心の中では激しい葛藤があった。相手はどう見ても女だ。しかもどびきりの美人。祖国にだってなかなかいないレベルである。でも、男なのだ。頭では俺はゲイじゃないと思っても、下半身はすでに戦闘態勢に入りつつあった。
「まずはシャワーでサービスしますわ。さぁどうぞ」
 バスルームに連れて行かれる。アケミはドレスを脱いだ。どこからどう見てもグラマラスな女体が出てきた。唯一違うのは下半身の親指ほどの性器である。
(や、やっぱり男だったのか)
 マットは安心したような不安になったような複雑な気持ちになった。
「ちょ、ちょっとよく見せろ」
 自分の服を脱がそうとするアケミを制して、彼女の性器に顔を近づけた。赤ん坊のモノように見えるが、付け根の部分には綺麗に整えられた黒い茂みがあった。どうやら髪は染めているらしい。下のほうに目を向けると、竿は完全に包皮に包まれており、サイズからして排泄以外は何の機能も持たなそうに見える。睾丸の部分は平らになっていて、完全な無毛であった。
「タマはないのか」
「ええ、取っちゃいました」
 玉なし野郎と冗談や怒声を飛ばすことはあるが、実際になくなった男を見るのはこれが始めてだった。
 アケミは呆けているマットの服を脱がし、バスルームに連れて行った。浴室の鏡には男の鍛え上げられた逞しい肉体と女のセクシーな肉体が映っている。マットはもう何が何だか分からなくなってきた。
「さぁ、リラックスしてね」
 アケミは手で泡を大きくして、マットの体に塗り始めた。徐々に体を密着させながら、全身を洗い始める。肌の感触は完全に女性そのものであり、マットはその気持ちよさに酔いしれた。次第に下半身へのマッサージに移っていく。完全に勃起したペニスはマグナム銃のようだ。
「あぁ、大きくて素敵。きっとたくさんの女性を泣かせてきたんだわ」
 アケミはマットの雄の部分を愛おしそうに両手で掴むと、丁寧に扱き始めた。絶妙な緩急さと力加減は本物の女には出来ない芸当である。
「お口で気持ちよくしてあげる」
 そのフェラチオはペニスの感じる部分を徹底的に知り尽くしたものだけが出来るものだった。ずっと溜め込んでいたマットはすぐに発射してしまった。
「うう!!イク!!」
 無意識に頭を掴み、喉奥まで差し込んでいた。アケミは拒絶することなく受け入れ、大量の精子を一滴もこぼさずに飲み干した。
「すごく濃くておいしい。雄の味に頭がクラクラしちゃう」
 そう言ってシャワーでマットのペニスを洗い始めた。さっきまでの光景が脳裏に焼き付いて、またすぐに固くなり始めた。
「あら、素敵。でも、今度はベッドまで我慢よ」

 アケミはベッドで顔を下げてお尻を高く上げた。陶器のような綺麗なアナルだった。
「さぁ、あなたは私のダディーだから、好きなだけファックして」
 自ら穴を広げ、アケミはこちらを見ている。その目には見覚えがあった。命乞いをする兵だ。たくさんの国で戦ってきたが、どこでもその目を見た。恥にまみれた顔とすがるような眼差し。そして、指先に掛かるトリガーの重み。マットの中で何かが弾けた。
 こいつらは男じゃないんだ。女々しいメスなんだ。それならファックしてもゲイじゃない。そう思った瞬間に腰が動いた。アナルは柔軟にペニスを受け入れる。スルスルと入っていくが締め付けは強烈だった。今まで抱いたどの女よりもキツい。マットはアケミの腰を掴むと激しく打ち付け始めた。
「ああ、いい、きもちいい、ああん」
 ワガママな女をファックしたときよりも征服感があるし、どんな強い男を倒したときよりも優越感があった。こいつらは戦いに負けたのにこうやってケツを掘られて喜んでいる。サディストなマットがついに目覚めた。
「おら!もっと締め上げろ!!オカマ野郎!」
 尻を叩く音と悩ましい声が響く。火炎放射器で街を焼き尽くし、マシンガンで敵を穴だらけにし、ミサイルでビルを吹っ飛ばす。そんな高揚感が突き上げてくる。これは徹底的な殲滅作戦なのだ。
「俺たちの強さをもっと体に刻み込んでやる!」
 マグマのような血が全能感と共に全身を巡っていく。自分の存在がどこまでも高くなり、ついには神と同等のものになった気がした。
「ひゃい、もっと、もっとくだしゃいぃ」
「男に生まれたことを後悔するんだな」
 その一発一発はまるで大砲であった。ベッドは激しく軋み、建物全体が揺れるのではないかと思うほどに強烈なセックスであった。
「ぶっ放してやるからしっかり受け止めろよ!!」
 マットは大きな叫び声と共に放出した。大量の精子がアケミの腸内に入っていく。
 ペニスを引き抜き、倒れ込むマット。アケミは息を切らしながらも嬉しそうに口で掃除し始めた。
 マットは天井を眺めながら、心地よい余韻に浸っていた。
(これぞ勝利そのものだ)


 肩に電流のような感覚が走った。それは腕を伸ばすに連れて胸のほうへ移っていく。意識して呼吸を続ける。鼻からは地響きのような音が流れていた。一番上までバーベルを上げきったとき、全身の血が滾るのを感じる。バーベルを下ろす負荷にじっと耐える。決してフォームは崩してはいけない。辛いところではあるが、ただ我慢するしかないのだ。ひたすらにそれを繰り返していく。まるで自分が筋肉を強くするマシーンになった気分になる。
「あああ!!」
 ジムの中にマットの叫び声が響いた。最も周りの男たちも同様に雄叫びを出しているので誰も気にしなかった。
 鏡の前でポーズを決める。岩のような二頭筋が隆起する。胸は分厚い板を入れたように膨らんでいる。一ミリの隙もなく埋め尽くされたような筋肉の塊。この肉体があってこそ、臆することなく敵に立ち向かっていけるのだ。
 マットは常に己に厳しい。前線から引いてもトレーニングは欠かさずに行っていた。それが彼にとっての仕事であり、存在理由だった。肉体はまもなく半世紀を迎えようとしているが衰えをしらない。
 プロティンを飲み、シャワーを浴びた。
 ジムを出て行くときには身も心もずいぶんと軽くなっていた。しかし、下半身のほうは筋トレによって熱が溜まりつつあった。
 愛車に乗り込むと、アクセルを思いっきり踏み込んだ。

「ようこそ、いらっしゃいました。ミスターマット」
「やぁ、ユキ。また来たよ」
 マットはすっかりSissyにはまり込んでいた。毎日のように通いつめ、色々なSissyを抱いていた。どの子も魅力的で教育が行き届いており、もう女と遊ぶのは味気なくなっていた。
「今日はどの子になさいますか?」
「そうだな。一通りのSissyは遊んだからな。誰にしようか迷っている」
「でしたらオススメの子がいます。この間入ったばかりのバージンSissyのカオルです」
 ユキはタブレットを操作し、カオルの写真を表示させた。
「これはSissyというよりまんま男じゃないか」
 写真には二十代前半くらいの青年が映っていた。美形の顔立ちをしているがいたるところに殴られた跡があった。
「ええ、体はまったく弄ってませんし、ノーホルモンです。うぶなSissyに男の味を教え込むのもプレイのひとつなんです」
「ほう」
 マットのサディストマインドが擽られた。
「カオルは元レジスタンスのリーダーです。首都圏において建物や鉄道を爆破しており、彼を英雄視する国民は多いです」
「儚い最後の希望というわけか」
 もしかしたら自分の休暇が遅れたのはこいつのせいかもしれないと思った。
「教育を行いましたが、いまだにかなり反抗的ですね」
「面白そうなジャジャ馬だな」

 マットが部屋で待っていると、ユキがカオルを連れてやってきた。
 カオルはユキよりは背が高いが、マットよりかは遥かに低い。体の厚みも比べ物にならないくらいひょろひょろであった。写真では短い髪だったが、髪はショートヘアー程度には伸びており、身だしなみも整っていた。白のワンピースは着ているが、どことなくぎこちない。
 端正な顔つきには中性的な魅力があったが、目つきは異常に鋭かった。
「それは首輪か?」
 首元には銀色の首輪があった。
「ええ、暴れるといけませんから、電流が流れる首輪をしています」
「けっ、この裏切り者が。男の癖に情けない格好しやがって」
 そう言った瞬間にカオルは苦しそうな呻き声を上げてその場に倒れ込んだ。ユキの手元には小さなリモコンがあった。
「このようにかなり反抗的です」
「くそ!ふざけんな!卑怯者!!」
「ふむ」
「この変態のホモ野郎!俺はお前らの仲間をたくさん殺したぜ!お前も殺してやる!!」
「失礼な口をきくな!」
 バチッという音が聞こえ、カオルはまた倒れ込む。
「へっ、全然痛くねえよ。くそやろう共が」
 憎しみがたっぷりと篭った声であった。
 マットは少し考えた。
「ユキ、その首輪を取れ」
「しかし、それでは危険が」
「いいから取れ」
 ユキは言われるがままに首輪を外した。カオルは不審そうにマットを見ている。
「何を考えてるんだ。俺に殺されたいのか」
 戦士の目だ。マットは懐かしい気持ちになると同時に全身が熱くなるのを感じた。殺気を感じたのは久しぶりだった。これまで抱いたSissyたちはみな従順になった後の状態であった。それはそれで楽しいのだが、歯ごたえのようなものが欲しかったのだ。
 マットはユキを部屋から追い出すと、ナイフを放り投げた。
「死ぬか、戦うか、ビッチみたいに犯されるか。自分で選びな」
「なんだと……」
「いま丸腰だ。それを使って俺を殺せたら、お前を自由にしてやろう」
 カオルはナイフを手に取った。
「おいおいあんまりナメルじゃねえよ。てめらは情けないカマばっかりを相手にしてるから、俺たちが腰抜けの男だろうと思ってるけど、本当は違うってことを教えてやるよ」
「では教えてもらおうか」
 カオルはナイフをぎゅっと握ると、怒りをそこに集中し始めた。さきほどまでは感情を爆発させていたが、いまは冷静に、マットの隙を伺っている。
(よく訓練されているな)
 素早い動きだった。カオルは体を低くすると同時に地面を蹴って、マットに突進していった。俊敏な猫のような動作だった。並みの兵士ならば胸を一突きされていただろうが、マットは違った。体を半身にし、攻撃を回避すると、カオルの腕を取って地面に押さえつけた。
「ああ、い、痛い!!」
 関節がゴリゴリと音を立てていた。カオルの顔は苦痛に歪んでいる。
「チャンスはやった。けど、お前が弱いからそれを活かすことができなかった。今ので分かったろ。俺とおまえの差が。いいか、少し逆らったら腕をぶっ壊してやる」
 生意気な新兵を訓練するときによく使う手だった。相手に武器を与えて、自分は何も持たない。その状態で圧倒的な力の違いを教え込む。新兵は痛みとその強さにあっという間に戦意を失うのだ。
 マットはカオルを起こすと、その頭を乱暴に掴んで自分の股間に導いた。
「しゃぶれ」
「ふ、ふざけるな!」
 マットは軽く横腹を蹴った。カオルは吹っ飛び壁に激突した。
「敗者に拒否は許されない。次やったら全身を切り刻んでやるからな」

 ズボンから顔を覗かせたマットのペニス。カオルは思わず釘付けになった。
「何見惚れているんだ?」
「み、見惚れてなんかいない」
 カオルは恐る恐るペニスに近づけた。その大きさには恐怖すら感じている。自分のモノとは比べ物にならない。これ以上分かりやすい敗北はなかった。自尊心が体を止める。視界一杯に広がる巨大な性器。腹に残った痛みがぶり返す。
 マットはナイフをカオルの耳に当てる。刃にはすべてを奪い去るような冷たさがあった。
「歯を立てたら耳を削ぎ落として、目をくり抜いてやるからな」
 カオルは意を決した。苦手な野菜を食べる子供のように目をぎゅっと瞑り、ゆっくりと口に含む。こみ上げてくる吐き気と涙を必死に抑えた。
「おい下手くそ。お仲間はもっと俺を気持ちよくさせたぞ」
 マットはカオルの後頭部を握ると思いっきり腰を付きだした。その瞬間に苦しげな呻き声が聞こえた。カオルは溺れたような顔になった。
「う、うううう、げぁぁ」
 反射的に頭を引いても後ろでしっかりと掴まれている。マットのピストンをただ受け止めるしかなかった。頭からプライドや誇りなどが消え去って、一刻も早くこの苦痛から逃れることしか考えられなくなった。
 ペニスが引き抜かれると、カオルはその場に蹲り、何度も吐いた。

「ケツを出しな」
 カオルはベッドに組み伏せられた。ワンピースを引き裂かれ、小ぶりのお尻が現れる。
「も、もう許してくれ」
 さきほどまでの威勢は完全になくなっていた。本能からこの男には敵わないと感じてしまう。恐怖が反抗心を根こそぎ奪い取った。
「頼む。俺が悪かった、それだけはやめてくれ」
 涙を流しながら懇願するカオル。それを見たマットは余計に興奮した。
 カオルのペニスはこれまで見てきたSissyのサイズよりかは大きかった。その国においては平均的なサイズである。しかし、マットのモノと比べると明らかに小さい。
 適度に扱いてやると、カオルのペニスはなんと固くなり始めた。これからこのペニスはどうなるのだろうか。Sissyのペニスは色々な遊びが出来る。完全に切り取ることもできれば、極小のサイズにすることも、反対に巨根に変えることもできるのだ。
 マットはペニスを重ね合わせた。
「もう二度と女とファックは出来ないんだぜ。こうやって俺たちの玩具にしかならねえのさ」
 根元から取れるんじゃないかというほど乱暴にペニスを擦り合わせる。
 穴にローションを塗りたくると、カオルはいよいよ暴れだした。しかし、マットは片手で背中を押さえつけた。これも火に油を注いだようにマットのサディストな部分を燃やした。
「やさしくしてやるから力抜きな。お嬢ちゃん」
 ゆっくりと挿れる。メキメキという音を立てて、カオルの中へ入っていく。とてもキツい。途中で一度動きが止まる。
「い、ああ、いたい、あああ」
 カオルは悲痛な叫びを上げた。それはどんな処女の泣き声よりもマットを楽しませた。
 穴が馴染むのも待って、再び侵入を開始する。根元まで入ったときには、カオルは声すらも上げず、ただ絶望の表情を浮かべていた。
「徹底的に男の味を教えこんで、お前を女にしてやるよ」


 休暇が始まって10日。マットは独身時代に戻ったかのように遊び回った。酒、ゴルフ、ギャンブル、Sissyとのファック。しかし、束の間の自由は妻からの電話によって崩れ去った。
「あなた。元気にしてた」
 銃弾が頭を掠めたような気分になる。
「や、やぁ。ジェニファーか。いま仕事中だから手短に頼むよ」
 嘘であった。マットはホテルの一室で寛いでいたところだ。
「あーら。ダニーの奥さんから聞いたわよ。いま休暇だってことを」
 思いっきり叫びたくなる衝動を押さえ込み、マットは平静を装った。
「まぁね、ただ今回の休暇は短いし、それにいつ呼び出しが掛かるか分からないんだ。国に戻るのは当分先だよ」
「あなた!前に後方の任務についたから、余裕があるって言ってたじゃない!!」
 金切り声に思わず耳から受話器を離した。
「まぁまぁ。後方任務は始めてだから色々と勝手がわからないんだ。この埋め合わせは必ずするよ」
「また浮気してるんじゃないでしょうね!現地の女と遊んでるんじゃないの!!」
「馬鹿!他所の女となんか遊ぶものか!」

「お疲れのようですね。ミスターマット」
 ユキの顔を見て、ほっとした気持ちになった。ジェニファーからの電話攻撃を一時間も受けた。どんな銃撃戦よりも神経をすり減らす戦いだった。
「ああ。まったく夫婦というのは難しいものだよ」
 癒やしを求めてSissyハウスにやってきた。今日はのんびりマッサージでも受けようかという気分だった。
「夫婦ですか。なら面白いSissyがいますよ。ハズバンドSissyです。しかも妻も一緒です」
 ユキはタブレットを操作して、一組の男女が映った画像を見せた。仲睦まじく笑顔を見せる純情そうな二人。年齢は二十代後半くらいだ。
「つまりカップルというわけか?」
「ええ、きっとお楽しみいただけます」
 3Pか。マットの下半身が疼き始めた。

 部屋でしばらく待っていると、二人の女性が入ってきた。
 一人は長い黒髪で力強い目元が印象的だ。黒のレディススーツだが、フォーマルな感じはなかった。膝上丈のスカートには大胆なスリットが入っており、シャツのボタンは胸元まで開いていた。
 もう一人はツインテールでポップなデザインのシャツにホットパンツを着ていた。ティーンエイジャーのような格好をしているが、顔は大人だった。というより体つきは男に近いものがあった。
「ご指名いただきありがとうございます。ミスターマット。私はユミコ、こっちはトモ」
 黒髪のユミコがそう自己紹介した。このところマットはSissyばかりを相手にしていたので、本物の女性を見たのは久しぶりだった。Sissyの中には女性と遜色がないと思える者もいたが、手足の大きさなどはやはり違っていた。
「君たちは夫婦と聞いたんだが」
「ええ、私が妻で、トモが夫。そのときはトモオと名乗ってたの」
 ユミコの口調は落ち着いていた。反対にトモのほうは常に視線を動かし、オドオドとした様子だった。
「どうしてトモはSissyになったんだ?」
 トモはモゴモゴと口ごもるだけであった。こいつはSissyの中でも一番情けない奴かもしれないとマットは思った。
 ユミコはトモの尻を叩いた。ピシャリという小気味よい音が鳴る。
「ちゃんと答えなさい!」
 まるで息子を叱る母親である。
「私の稼ぎが少ないからです」
 意味が分からないのでユミコのほうに視線を移した。
「この人、どうしようもないくらい甲斐性なしなんです。もともとは私が体を売って生活してたんですけど、トモはブラブラしてるだけなんです。そのうち腹が立ってきて、身の程を分からせるためにSissyにしたんです。最初は嫌がってましたけど、すっかりお尻の味を覚えたみたいなんです。大人しそうな顔をしてるけど、ものすごく淫乱なんですよ」
 その言葉にトモは顔を赤めるだけであった。
「体の状態は?」
 トモは俯いたままであったが、ユミコに小突かれると喋りだした。
「竿とタマはあります。けど、ホルモンを入れてるのでタチはしません」

 ベッドの上で裸になったマット。
「素敵なコック。本物の男はこうでなくっちゃ。ねえ、トモと比べてごらんなさいよ」
 躊躇した様子を見せたが、ホットパンツを脱いだ。パンティーが歪に膨らんでいる。脱ぐと貞操帯が装着された性器が現れた。
「悪さをしないように付けています。もっとも勃たないし、精子も死んでるから意味はないんですけどね」
 トモは恥ずかしそうに下を向いていた。マットはまるで飼い殺しだなと思った。
「ミスターマット。私、我慢できないの。舐めさせていただいてよろしいかしら?」
 ユミコはスーツを脱ぎ、下着姿になった。欲情を唆る黒のランジェリーだった。
「ああ。好きなだけ堪能してくれ」
 ユミコのフェラチオはなかなかのものであった。吸引力はSissyに劣るが、舌の使い方が上手かった。
 トモはおわずけを食らった犬のようにその様子を見ている。
「この子は焦らされるほど興奮するタイプですの。きっと頭の中はあなたのコックのことで一杯ですわよ」
 マットはトモを呼び寄せ、指で貞操帯が装着された性器を弄った。憐れな男だと思い、少し同情した。しかし、小便をするために開いた隙間からは密が垂れているのを見ると、結局はこいつも楽しんでいることが分かった。
「お前も舐めたいか」
 トモは口をパクパクさせるだけで答えなかった。
「はっきりしろよ!タマついてんだろ」
 マットはトモのタマをギュッと握った。それは恐ろしく小さくて、この男の肝っ玉をそのまま表しているようなサイズだった。
「は、はい。舐めたいです」
 トモはユミコと一緒になって舐めだした。さきほどまでの様子とは一転して、ユミコから奪い取るようなフェラチオだった。二人の女性、いや二人の男女が自分の下半身にひれ伏しているのを見るのは、独特の優越感だった。
 どちらを先に味見しようか。女性器は久しぶりだが、アナルの締め付けを知っていると物足りない感じがする。だが、夫の前で妻を犯すというのも面白いかもしれない。
 乱暴にユミコを押し倒し、その入口にペニスを充てがう。トモはその様子をじっと見守っていた。
久しぶりの女性はしっとりと濡れた感じが新鮮だった。締め付けも思ったよりも強い。ユミコはかなりの名器であった。
「あん、あはん!!」
 まるでトモにわざと聴かせるように喘ぎ声を出しているように見えた。
「おい、お前も気持ちよくしてやるから、尻を向けろ」
 トモは言われるがまま、ベッドに顔を埋めてお尻を高く上げた。使い込まれてやや縦割れしたアナルが見えた。指二本を突っ込む。マットは前立腺を見つけ出す。力強く押してやると、あへあへと急に情けない声を出し始めた。まるで楽器である。
 ユミコの締め付けが一段と強くなった。さきほどよりも感じ始めている。彼女は夫が他の男に責められているのを見ると興奮するのである。
 貞操帯が付けられた性器はだらしなくぶら下がり、一筋の密を垂れ流している。もう雄の絶頂を二度と迎えることがない。その持ち主は男の役目をとっくに放棄していた。
(これは思った以上に忙しいぞ)
 腰を振りながら、指を動かすのは骨の折れる作業であった。次第に下半身に熱がこみ上げ始めると、トモから指を引き抜き、その尻を思いっきり叩いてやった。驚いたことにその衝撃で貞操帯から白い液体がボタボタと漏れ出した。あまりに薄いのでマットは最初は精液だと思わなかった。
「ベッドを濡らすのがお似合いのザーメンだな」
 マットの言葉にトモは顔を赤くしながらも満足そうに頷いた。
「お前のワイフに種付けしてやるからよく見とくんだぞ!!」
 ピストンのギアが一段階上がった。ユミコは恍惚の表情を浮かべながら、動物のように喘ぎまくった。まもなくマットは大量の濃いザーメンを勢いよく発射した。ペニスを引き抜くと、トモにその銃口を向けた。
「舐めろ!」
 さきほどまで自分の妻に入っていたペニス。しかし、トモはアイスキャンディーのようにそれを舐め始めた。その顔には恍惚がべっとりと張り付いていた。


 鞄に荷物をしまい込むと、長かった休暇もこれで終わりという実感が出てきた。
 明日には占領本部に出向き、新しい命令を受けることとなる。今度は前線に戻りたいと願っていた。
 ホテルをチェックアウトすると、車を走らせた。
 向かったのはSissyハウスであった。
「寂しくなりますわ。ミスターマット」
 ユキは残念そうな様子だった。休暇中、ほぼ毎日のようにSissyハウスに通っていた。
「また来るよ。ここは最高の場所だからね。さて、今日はどうしようか」
 最終日だから派手にヤリたい。どの子も魅力があるし、どのプレイも楽しい。一通りはやり尽くしたから余計に迷う。
「せっかくでしたら、パーティーをしませんか?きっとお楽しみいただけると思います」

 その部屋は今までで一番大きかった。ジャグジー付きの浴槽やバーカウンターなどが設置されており、ベッドはキングサイズの二倍の大きさだった。
「ここはVIPが滞在されるときに使うスイートルームです」
 窓から見える海がどこまでも広がっている。心地よい風が潮の匂いを運んできた。
「何かお飲みになりますか?」
「じゃあウィスキーを。ロックだ」
 ユキはバーカウンターで氷を割り始めた。豊満とはいえないが、少年のような細い体がマットの肉欲をそそった。後ろから尻を撫でる。手に少し硬さが残るような感触だった。
「駄目ですよ。危ないですから」
 手を前のほうに回すと、思ったよりも大きな感触があった。
「他のSissyと違ってずいぶん大きいな」
「私はセックスコーチも務めますので、そういう風に改造されたんですよ。はい、お酒が出来ました」
 マットはウィスキーを一気に飲み干すと、ユキを軽々と持ち上げてベッドに連れ込んだ。
「待ってくださいミスターマット。パーティーの準備をしますから」
 ユキは壁のパネルを操作した。しばらくして部屋の扉が開いた。
「今日はミスターマットのためにSissyパーティーを開きます」
 入ってきたのはビッチSissyのアケミ、バージンSissyのカオル、ハズバンドSissyのトモとその妻のユミコ、そしてユキ。
「私達がお相手いたします」
 全員がセクシーなランジェリーを付けている。こうやって見るとSissy一人一人の身体はまったく違っていた。アケミは作り物に近いくらいにセクシーな体つき、カオルは肌がずいぶんと綺麗になっていたがまだ男っぽさがあった、トモは幼児体型で貞操帯が付いている、ユキは骨っぽいところはあるが胸やお尻にはしっかりと肉が付いていた。
「これだけご馳走を並べられたらどこから手をつけていいかわからないな」
 ベッドの上に寝っ転がるマット。五人を相手にしたことは女性でもない。
「まずは余興をお楽しみください」
 アケミ、トモ、ユミコがマットの横にやってきた。マットの服を一枚一枚脱がしながら、その肉体を愛おしそうに触りだす。
 ベッドの前にはカオルがユキの二人が立っている。カオルは以前と比べるとずいぶんと大人しくなっていた。
「ケツを向けろ、このビッチが!」
 ユキがそれまでの口調からは想像が出来ないような荒っぽい喋り方になった。
 その股間には特大サイズのペニスがぶら下がっていて、すでに完全に勃起していた。細い肢体とは完全に切り離されたようなグロテスクな性器。そこには歪な美しさがあった。
 カオルは犬のように伏せて、お尻を高く上げた。ちょうどマットに向かって土下座をしている形になる。
「ミスターマット。弱いくせにあなた方に歯向かって申し訳ありません。私は間違っていました。愚かなプライドを必死になって守り、自分を欺いていました。でも、あなたにバージンを捧げた日に気づきました。本当の私はチンポが大好きなオカマなんです」
 あれだけ反抗的な態度を取っていたカオルが言う言葉とは思えなかった。
「これからは男を辞めて謝罪のためにSissyとして生きていきます!」
「今からSissyファックをお見せします。どうぞご鑑賞ください」
 ユキのペニスがカオルの穴にゆっくりと侵入していった。
「ねえ、この国の男共ってみんなだらしないでしょう」
 ユミコはマットのペニスを触りだした。
「何言ってるの。女だってはしたない奴らばっかり」
 アケミがユミコの手をはねのけた。
「喧嘩はやめろ。ファックが見れない」
 カオルはヨダレを垂らしながら喘いでいた。すっかり雌の顔だ。そこにレジスタンスの兵士だった頃の面影はない。
「自分がどういう存在か分かったか!」
 ユキはカオルの尻を思いっきり叩いた。
「はい。全部私が間違ってましたぁ」
「散々ご迷惑をかけたのだから、しっかりと謝罪しろ」
「ごめんなさい、ごめんなさい」
 反省か快楽か分からないが、カオルはボロボロと涙を流していた。そして、謝りながらトコロテンの状態になった。床に涙と精液の染みが出来た。
「やだーカオルちゃん、泣きながらイッてる」
「あれだけ生意気だったのにね」
 アケミとユミコは下品に笑った。
 カオルはアナルからペニスを引き抜かれると、そのまま地面に倒れこんだ。
「こら!休むな!」
 ユキはカオルの横腹を蹴り上げた。苦しそうな呻き声を上げながらも、元の姿勢に戻る。
「お楽しみいただけましたか?」
「ああ、これだけ従順なメスになるとはユキの教育は素晴らしい」
「いえ、ミスターマットのおかげです」
 Sissyショーのおかけで下半身の準備は万全になった。さきほどからアケミとユミコがアプローチしてくるが、どこから攻めようか迷っている。
「おい、お前ら、全員ケツを見せろ」
 アケミ、トモ、ユミコはシーツに顔を埋めてお尻を高く上げた。
 三つの桃尻が並んでいる。ユミコの割れ目は濡れていて、アケミとトモの穴はヒクヒクと動いている。どれも美味しそうだ。
「ねえー早くぶっといのぶち込んでぇ」
「わ、私のところに挿れてください」
「本当の女の穴で気持ちよくしてあげるわ」
 それぞれが甘ったるい声で媚びてくる。
 優越感と全能感が全身に行き渡り、男の血が騒ぎ出す。
「じゃあ、まずはお前からだ!」
 マットはトモの腰を掴むと一気に押し込んだ。
「あひぃ!!」
 情けない声を上げると同時に貞操帯から薄い精液が飛び出た。トモは積極的には求めてはいなかったが、充分に発情していたようだ。恐ろしいほどに早漏である。
 激しく腰を打ち付けながら、両手でそれぞれの穴を弄る。膣のGスポットと尻の前立腺を同時に刺激するのはなかなか難しかったが、アケミもユミコも満足そうに鳴き声を上げた。
 腹の底からパワーがみなぎってくる。雄としての役目を果たすために男性ホルモンが次々に生産される。
 マットは一発目を出すと、そのままユミコに挿れた。
「あん!いい!!強い男の精子欲しい!ちょうだい!!!」
 ユミコは指で焦らされていたようだ。半狂乱になりながら喘いでいる。
「じゃあたっぷり注いでやるからちゃんと孕めよ!!」
 奥まで入り込んだマットの先端からは二発目とは思えないほどの大量の精子が飛び出した。一滴も溢れずに子宮口へと注ぎ込まれていく。
 最後はアケミだ。
「ああん!最高!ぶっといチンポすきぃー」
 入り口の部分は柔らかいが、中は締りがあった。マットが突くたびにアケミの性器がプルプルと揺れた。それを握ると柔らかなゴムのような感触がした。揉んでいるうちに愛液が垂れ始める。
「ああん、私もマットのベイビー欲しいー」
「はは、お前は男だろ!!」
 だがアケミの強烈な締め付けは雄の精子を欲しがる雌そのものであった。
「いくぞ!!しっかり種付けしてやるからな!!」
 発射はまったく衰えてなかった。アケミも同時に絶頂を迎えたようで、痙攣しながら倒れ込んだ。
 アケミ、ユミコ、トモはそれぞれベッドに沈んでいた。
 しかし、マットのペニスはまだ沈んではいない。
「ユキ!!」
 マットはユキを力強く抱きしめた。僅かに少年っぽさが残った身体で、その感触は歯ごたえのある肉のように硬い。女の抱き心地とは違うが、返って気持ちよかった。二人は熱い口づけを交わした。舌を絡ませ合いながら、下半身を擦り合わせる。どちらも勃起して愛液や精液でべドベドに汚れている。それを重ね合わせると野性的な興奮が湧き上がってくる。
 少女のような胸の中心にある乳首を吸い上げると、ユキは悩ましい吐息を漏らした。
 ベッドに押し倒し、アナルを探る。指先が吸い込まれるような感触があって、相当に使い込まれていることがわかった。
「Sissyになる前から上官に犯されていたんです」
「君も元兵士だったな」
 軍隊では少年兵で遊ぶ士官は珍しくない。マットはそういう人種を嫌悪していたが、いまでは自分がそこにどっぷりとハマってることに気づいた。
「どうせヤラれるなら強い男の人がいいなって。だからこうなれて幸せです」
 いつもの冷静なユキとは違った愛らしい表情を浮かべる顔にマットの心はかき乱された。
「ならお望み通りにファックしてやる」
 マットの先端がユキの中へと入っていく。雌の鳴き声はだんだんと大きくなっていった。
 いつのまにか他のSissyたちが起き上がり、マットの肉体のあらゆる箇所を貪るように舐めていた。
 それは光に集まる蛾のようで、一心不乱に何かを求めている。本能から来る欲求が彼らを突き動かし、理性は一片も入る隙を与えなかった。欲したのは自分よりも強い雄の欠片だった。マットの身体の一部なら皮膚だろうが汗だろうが何でも良かった。
 群がる雌の匂いに雄の肉欲は果てしなく吠え続けた。




「休暇は楽しめたか?」
 マットの前にはジョン・グランド准将が座っている。目尻には深い皺が刻まれ、頭は綺麗に剃り上げられていた。老人を思わせる顔つきだが、その肉体は軍服の上からでも見て取れるほどに鍛え上げられていた。彼は占領作戦の総指揮を取り仕切っている。
 二人がいる部屋は元は首相の執務室である。占領本部の建物は首相官邸をそのまま流用していたのだ。
「はい。しっかりと身体を休めることが出来ました」
「本当か。ずいぶんと遊んでいたと聞いたがな」
 ジョンの鋭い眼光がマットを捕らえた。数々の戦場をくぐり抜けてきたマットもこの男の睨みには縮み上がってしまう。
「まぁいい。兵士の務めだからな。それに私も好きだ。Sissyは普通の女をファックするよりも興奮するし、パワーを得ることができる」
 片方の眉を上げたジョンの顔にマットは安堵した。
「さて、次の侵略作戦だが君に前線のすべてを任せたいと思っている」
 渡された資料には作戦の詳細と攻め込む国の地図が載っていた。
「ずいぶんと東の外れにありますね」
 大陸から少し離れた位置にある細長い島国だった。縦に伸びた形の島があり、その南北に大きな島がある。それ以外にも小さな島や突き出た半島がいたるところにあった。
「狩りには持って来いの国だ。期待してるぞ」
「イエッサー!」


END
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