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変わった趣味 後編

 女装をやめよう。
 地下鉄に揺られているといつも同じことを考える。
 こんな趣味を続けていて何になるんだ。性欲に取り憑かれているだけじゃないか。
 ホームに降りると、冷たい風が頬を刺した。反射的にマフラーに顔を埋める。
 大学へと続く道はすっかりクリスマスムードになっていた。
 普通の彼女を作って、童貞を卒業したい。歪んだ性癖は早い内に直したほうがいい。
「恭子さん!?」
 リョウタは急に大声を出してしまった。近くにいた女性が怪訝そうな顔をした。
 まったく似てない。全然違う。
 恥ずかしさから早歩きになった。どれだけ吹っ切ろうとしても恭子の影がちらつく。
 あれから時間が止まったような毎日を送っていた。恭子に謝罪の電話やメールをしても、一切応じてもらえなかった。
 どうしてあんなことをしてしまったのか。自分の過ちが頭の中で何度も何度も再生される。
 教室に入ると、同じゼミの健一と三穂が座っていた。
「おーリョウター。久しぶりだな」
 健一は真新しいスーツを着ていた。
「最近、サボり過ぎじゃない?」
 三穂が心配そうに声をかけてきた。
「ん、まあちょっとね」 
「そんなことより、クリスマスどうする?」
 健一は鼻息を荒くしている。
「ああ、うーん、どうしよっか」
「本当に大丈夫?風邪でも引いてるの?」
 三穂が心配そうに覗き込んでくる。
「そうだよ。様子が変だぜ。来年には就活が始まるんだからよ。気合いれねーと!」
 健一がリョウタの背中を叩いた。
「な〜に?自分はもう動いてますよアピール?そんなスーツなんて着ちゃってさ、OB訪問でもしてんの?」
 三穂が茶化した。
「ばか、セミナーとか勉強会に出てんだよ。早めにスタート切っておいたほうがいいだろ」
 リョウタはぼーっと目の前のホワイトボードを見ていた。
「就活もいいけど、卒論の準備もしないとじゃないの?」
「ああ、それもあるなぁ」
 リョウタのスマホに着信が入った。恭子からであった。  
「おれ帰る」
「は?」
「もうすぐゼミはじまるよ」
 二人の言葉を無視して、リョウタは教室から飛び出した。
「きょ、恭子さん!?」
「リョウタくん、久しぶりね」
 電話越しの声を聴くだけで、恭子のすべてが頭に浮かんだ。微笑む顔、漂う香り、肌の感触。
「もう一度わたしと会いたい?」
「は、はい!」
 リョウタは即答した。
「服と化粧品はまだ捨ててないわよね?」
「はい」
「うふふ。じゃあ、一つ条件があるわ。外で女の子の格好で会いましょう。そのあとホテルに行くの」
「分かりました…」
 外出は初めてのことだ。でも、この機会は逃してはいけない。

 約束の日。
 久しぶりの化粧だったが、思ったより上手くできた。
 恭子から貰った服に袖を通す。薄ピンクのセーター、黒のスカート、茶色のタイツ。
 アウターは男物のPコート。それでも鏡の前に立つと、しっくりと収まっているように見えた。
 緊張で喉はカラカラに渇いた。水を飲みたい。しかし、飲みすぎて外でトイレに行きたくなったらどうしよう。
 知り合いにばったり会ったら、警察に職務質問されたら、恭子さんがこなかったら。不安は不安を呼び、駆け巡っていく。
 考えていても仕方ない。リョウタは意を決して外へ出た。
 いつも歩いている場所なのに、まったく違うように見えた。
 人の目が気になると思っていたが、意外と気づかれない。
 ところがすれ違った女性が身体をビクッと震わせて早足で離れていった。
 やっぱり男に見えるのか。
 電車に乗り込む。人が流れていかないから余計に視線に晒される。
 リョウタはお金はかかるけどタクシーを使えば良かったと後悔した。
 目的の駅で降りて、待ち合わせ場所に向かう。そこには恭子がいた。
「久しぶりね。なかなか可愛いじゃん」
 良かった。リョウタは安心した。前と変わらないように自分と接してくれる。
「恭子さん、おれ、あのときはどうかしてました。ごめんなさい」
「おれ?」
「え、いや、あたしです」
 二人が並んで歩くと、たくさんの男が声を掛けてきた。リョウタは怖くて恭子の影に隠れていた。
「もっと堂々としなさい。きょどきょどするから男ってバレるの」
 ラブホテルの部屋に入ったとき、ようやく一息つけた気がした。これでまた楽しい時間が過ごせる。
「リョウコちゃん、ちょっとここに座って」
 久しぶりのプレイに胸を踊らせながら、リョウタはソファに腰を下ろした。
「このあいだ、あなたは約束を破ったわね」
「本当にすいませんでした」
「わたしは女同士で付き合いたいのに、それを裏切った」
 あの声だ。たった一言でリョウタの動きを止めた冷たい声。
「それなりの罰を受けてもらわないとね」
 恭子がそう言い終えたとき、部屋のドアが開いた。
 浅黒い肌をした男が入ってきた。スーツを着ており、獣のような雰囲気を漂わせている。
「わたしの知り合いの郷田さん。男を雌堕ちさせるプロよ」
 郷田は無言のままリョウタを見ていた。
「あなたが二度と過ちを犯さない方法を考えたの。そしたらやっぱり身も心も女の子になることが一番だって思ってね。それには男に抱かれるのが」
「う、うそですよね。お、おれホモじゃないからムリです」
「モノは試しよ」
「お、おねがいします。それ以外のことならなんでもしますから、許してください」
「だめよ。言うとおりにしなさい。こっちはレイプされそうになったって警察に行くこともできるのよ」
 血の気が引いた。未遂だが襲ったのは事実。
「そういうことだ。男らしく観念したらどうだ」
 郷田はリョウタをベッドに押し倒した。
 硬い。呼吸が止まる。
 包み込むような柔らかさは一切なかった。無慈悲な肉体が性欲ごと押し付けられる。
 腕を押さえつけられた。身動きが取れない。
「細い腕だな」
 はねのけようと力を入れても、壁があるようでビクともしない。男の力がこんなに強いなんて。
 生まれて初めて感じる種類の恐怖であった。怒鳴られる怖さとも殴られる怖さとも違う。犯される怖さ。
 リョウタの唇に郷田の舌が乱暴にねじ込まれる。愛情のない一方的な欲望の衝突であった。
「男にファーストキス奪われちゃったね」
 恭子はベッドの隅に腰掛けていた。
 郷田の唾液を飲まなされながらも、リョウタは恭子に助けを求めた。
「言ったでしょ。あなたが二度と変な気を起こさないようにするための罰なの」
 服が無残に破かれる。
 ブラジャーをずらされ、乳首が責められた。
「ああん」
 郷田の顎髭が肌と擦れ、肋骨に響いてくる。
 恭子とはまるで違った。やさしさなんて微塵もない。性欲のまま身体を貪ってくる。
 暴力的ではあるが、感じるポイントを確実に責める狡猾さがあった。それは相手のことを考えてというより、美味しく頂くための肉食動物の工夫だった。
「あ、ああん」
 恭子の手によって育て上げられた乳首の快楽は郷田の舌で完全なものとなった。止めようとしても口からは感じている証明のように喘ぎ声が漏れ続けた。
 スカートを捲くられ、パンティーの上から咥えられる。抵抗しても無意味だと分かっているが、なんとかして郷田から離れようとする。
 郷田はリョウタの腰回りを掴むと、口だけでパンティーをずらし、直接モノをシャブッてきた。
 唾液と舌が一つになってリョウタの性器に絡みついてくる。
 千切れるんじゃないかと思うほどの吸引力。恭子のフェラチオが児戯ならば、郷田のフェラチオは捕食であった。
 気づいた時、リョウタは郷田の口内でイッてしまった。
 だが、本番はそこからであった。郷田は舌先で射精後の敏感になった亀頭を執拗に虐めだした。
「あ、あ、ああ」
 逃れようと腰を引こうとしても郷田の腕がしっかりと押さえ込んでいた。
 長く時間は掛からなかった。リョウタは再び絶頂を迎えた。
 郷田は口内でリョウタの精子と自分の唾液を混ぜた。
 そして、その液体を口移しでリョウタに飲ませた。朦朧としていたので訳も分からず全部飲み干してしまう。
 精液の苦味がリョウタの正気を少しだけ取り戻せた。途端に吐き気がこみ上げてくる。
「私のために取っておいたザーメンが自分のところに戻ちゃったね」
 視界の隅で恭子は微笑んでいた。
「次は女の礼儀を教えてやる」
 郷田はいつの間にか裸になっていた。均整の取れた逞しい身体つきをしている。
 何を求められているか直感的に分かったが、僅かに残った理性がそれを拒もうとする。
 郷田の性器が目の前に迫ってくる。一つの強い意思を感じる巨大な性器。自分のモノとはまったく違うモノであった。
「しゃぶれ」
 駄目だと思いながらも口は開いていた。恐る恐ると顔を近づける。濃厚な雄の臭いに頭が焼けそうになった。
 最初に咥えたのは亀頭の部分。塩っぱさが鼻の奥へ突き抜けていく。
「もっと舌を使え」
 深く咥え込み、言われるがまま舌を使う。唾液が溜まっていき、ジュルジュルという音が自分の中で響いた。
 いつの間にか一生懸命になっていることに気づいた。すると罪悪感と背徳感が一気に全身を駆け巡る。それでも舌の動きは止まらなかった。むしろより激しくさせた。
 リョウタがなにか一つ吹っ切れたところで、その口から性器が引き抜かれた。
「すごーい。まるで本物のAV女優だったよ」
 恭子の言葉がリョウタの中にある男の自意識を擽った。消えかかっていたそれは薪を焼べられた炎のように燃え上がった。
 自分が越えてはいけない一線を越えてしまったことをようやく自覚した。羞恥心や後悔といった感情に押しつぶされそうになる。これならずっと熱に浮かされていたかった。
 逃げろ。頭の中でサイレンのように聴こえてくる。ところが身体はベッドに張り付いたかのように動かない。相反する思考がグルグルと周り、その勢いを加速させていく。
「尻を出せ」
 郷田の言葉は楔のように心に打ち込まれる。有無を言わさない口調。リョウタはこの先に起こることをはっきりと知りながら、下半身の衣類を脱ぎ捨てた。
「童貞なのに処女を破られちゃうんだね」
 視界には郷田の肉体しか映っていない。もはや恭子の言葉は耳に入ってこなかった。
 ローションが塗られる。郷田の先端を尻穴に当てられたとき、何かが折れる音がはっきりと聴こえた。
 痛みはなかった。面白いようにスルスルと男性器を飲み込んだ。玩具とは違う意思を持った物体。リョウタの身体は歓喜に震えた。
 郷田はこれまでの荒々しさとは一転して、ゆっくりと腰を動かしだした。まるで恋人との愛の溢れるセックスのように愛おしさを持ってリョウタを犯した。
「あ、ああ、ああん」
 喘ぎ声を止めるプライドはとっくに失せていた。リョウタは産声のような喘ぎ声を上げた。
 情熱の篭った接吻をされ、何度も体位を変えられ、徹底的に雄の味を教え込まれた。
「おい見てみろ」
 揺れる視界の中、郷田が指したのは大きな鏡だった。そこには男に愛されている女がいた。 
 鏡の中にいる自分は女であった。恭子に化粧されたときより、自分で化粧したときよりも女であった。
「あん、もっと、もっとはげしくしてぇん」
 女の悦びが全身を駆け巡った。突かれるたびに爆発を起こし、リョウタの存在を雌へと変えて行った。
 恭子はすでに部屋から出ていた。しかし、リョウタにとってはどうでもいいことだった。



「謝礼だ」
 封筒がテーブルに置かれた。
「良いサイドビジネスだな」
「馬鹿言わないで、あの子の服、化粧品、ホテル代は全部私が出してるのよ。ふつうに赤字よ」
 そりゃ失礼と言いながら郷田はコーヒーを啜った。
 恭子と郷田は喫茶店にいた。リョウタと最初に会ったお店である。
「あの子はどう?」
「あとすこし調教が必要だが、もう男のプライドは完全に消えてるね。おまえは駆け引きが上手いね、本当に」
「まあね。少し時間を掛けすぎたかもしれないわ。いまどき珍しいくらいウブだったから遊んじゃった。もう客を取ってるの?」
「いま店を選んでるところだ」
「そこで紹介料とスカウトバッグを取るつもりでしょ」
 郷田は苦い顔をした。
「もっと金よこせっていうのか?俺だってこれで食っているから限度ってものがあるぜ」
「冗談よ。またお願いしていいかしら。あと数人くらい落とせそうなの」
「いいけどよ。おまえ儲かりもしないのに何でこんなことしてんだ」
「ふふ、まぁ自己満足ってところかしらね。趣味よ。趣味」
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変わった趣味 前編

 僕は二十歳の大学生です。女装に興味があります。
 でも、服や化粧品を持ってません。やり方も分かりません。
 誰か僕を女の子にしてくれませんか?
 女性の方に教えて欲しいです。ホモではないので男性はお断りします。

 興奮がそのまま言葉になった。掲示板に投稿するとき、わずかに指が震えた。
 大学進学を機に一人暮らしを始めた。前々から女装をしてみたかったが、なかなか一歩が踏み出せなかった。
 こんな変わった趣味を持って、自分は変態じゃないかと悩むこともあった。しかし、性欲には勝てない。ネットでその手の動画や画像を見ては自慰行為をする毎日が続いた。そんな中で出会い系の掲示板を見つけた。
 書き込みをするまでに数ヶ月かかった。そして、今日、気持ちが高ぶった勢いで願望を投稿した。
 見慣れた画面に自分の文章が映っている。
 リョウタはたまらなくなってオナニーをした。動画や画像がなくても、頭に浮かぶ漠然としたイメージに股間は痛いほど勃起していた。
 綺麗な女性に手ほどきされ、女の悦びを知る。肌の柔らかさや優しげな香り。細い指で全身を弄ばれる。
 あっという間にザーメンが飛び出た。
 さきほどのまでの熱が嘘のように引いていく。スマホの画面に表示された文章が馬鹿らしく見えた。
 消そうとしたが、やり方がよく分からなかった。どうせ女装好きの変態オジサンからしかメールはこないだろうし、無視すればいいか。
 リョウタはテッシュで性器を拭いながら、そんなことを考えていた。

「ねえ、どうして私と会ってくれたの?」
 茶色の長い髪が光を反射して揺れているように見えた。毛先がゆるくカーブして、美術の教科書に載っているような裸婦画を思わせた。
 掲示板に書き込みをして、すぐにたくさんのメールが届いた。すべて男性からであった。「やらせろ」「顔見せろ」「しゃぶってくれ」と下品で短い言葉ばかりの中で、丁寧な文章と写真が添付されたメールがあった。それが恭子からのものであった。
「と、とてもおキレいだからです。あの恭子さんはなんで?」
「そうね……趣味みたいなものかな。あっ、リョウタって名前のままじゃ女の子っぽくないわね。なにか考えないと。リョウコなんてどうかしら。でも子をつけるのは古いかな。ごめんなさいね、おばさんで」
 恭子は三十代に見えたが、どこか幼さの残る顔つきをしていた。リョウタの周りにいる同年代の女の子にはない落ち着いた魅力があった。
「とんでもないです。その名前、すごくいいと思います」
 何度かメールのやり取りをして、会うこととなった。待ち合わせの喫茶店にくるまでリョウタは半信半疑であった。ネカマかもしれない、あるいは他人の写真を使ったブスな女の可能性もある。いざとなれば走って逃げようとすら思っていた。
 しかし、実際目の前に現れたのは、美しい女性であった。
「ところでいま誰かと付き合ってたりするの?」
「いや一人です」
 リョウタはコーヒーを啜った。緊張のあまりミルクと砂糖を入れるのを忘れているが、苦味を感じる余裕すらなかった。
「ずっと?」
「……はい」
 恭子は紅茶のカップを触った。細い指先でピンク色の美しい爪が見えた。
「童貞?」
「え、えっと、はい」
 恥ずかしさを誤魔化すためにコーヒーを飲もうとしたが、とっくに中身はなくなっていた。
「女装してみたいけど、女の子のほうが好きなんだよね?」
 リョウタは微笑みかける恭子の顔を見ることができなかった。
「は、はい。変ですか?」
「そんなことないわよ。女の子が好き過ぎて同一化したいってタイプはよくいるわ。それに自分からは誘うなんて男らしいことは出来ないから、せめて自分が女の子に成り切ることで欲望を慰めるってパターンもあるけど」
 恭子の香りがコーヒーの匂いに混じって鼻孔を擽った。
「まぁ小難しいことは置いとこ。じゃあさっそく行きましょうか」
「えっ?どこに」
「ホテルよ」
 当たり前のように言う恭子にリョウタは言葉を失った。まさかこんな簡単に物事が運んでいくなんて。
「一式持ってきてるから」
 恭子の椅子の横にはキャリーケースがあった。
「リョウタくん学生だし、ホテルのお金も出してあげる」
 心の準備が出来てない。でもこれはたぶん一生に一度しかないチャンスだ。
「ただ、一つ約束してほしいことがあるの」
「なんですか?」
「男女のセックスはしない。つまり私のマンコにあなたのチンコは挿れないってこと」
 恥ずかしげもなく性器の言葉を口にする恭子にリョウタは慌てた。
「わ、わかりました。わかりましたから、そんな大きな声で言わないでくださいよ」
「じゃあいきましょ」
 恭子は伝票を持って立ち上がった。


 喫茶店を出て、タクシーに乗り込み、ラブホテルに入った。
 リョウタはわけが分からず、恭子の後を追うだけで精一杯だった。
「緊張してるの?とりあえず座れば」
 部屋の真ん中で突っ立っているリョウタを横目に、恭子はガラス板のテーブルの上に道具を並べていく。ウィッグ、コスメ、下着、小さなアナルプラグ、ローション。
「服はサイズが分からなかったから持ってきてないの。あなたの好みもあるだろうし。あとこれみんな新品だからね。衛生面のことは安心して」
 これ付けてみると差し出されたのは、ピンクのブラジャーとパンティー。小さくて子供用ではないかと思ったが、デザインは確かに大人の女性が身につけるものであった。
「なにボーッとしてるの?脱がなきゃ、つけれないでしょ」
「えっいやでも」
 女性の前で裸になるのは初めてであった。それに股間はすでに痛いほど勃起している。
「そんなに緊張しないで、痛いことはしないから。それとも私が脱がしてあげようか」
「い、いです。自分でやりますから」
 リョウタは全裸になった。天井を向いている性器を見られるのが恥ずかしかったが、恭子が気にしている様子は一切なかった。
 パンティーを足に通す。伸縮性があって肌にピタリと張り付く。股間の盛り上がりどころか、亀頭がひょっこりといった具合に顔を出している。ブラジャーを止めるのに手間取っていると恭子が手伝ってくれた。胸の締め付けにいま自分はブラジャーをつけているんだと当たり前のことを感じた。
「じゃあ化粧するね。寒くはないでしょ」
 体はむしろ火照っていた。リョウタと恭子はソファに並んで座る。顔に様々なものが塗られていく。時々、目を瞑って、上を向いてなど指示を受けた。
「出来上がり」
 ウィッグをつけられ、鏡の前につれてこられる。
「どう?」
「かわいいです」
 女の子には見えなかった。男の顔に女のようなものが無理やり乗っかってる状態だった。
「写真撮る?」
「う、うん。今日はいいです」
「じゃあ、どうする?これから。もっと女の子になってみる」
「は、はい」
 ついについに自分の妄想が現実になるのか。
「もじもじしないの。せっかくこんな可愛い下着つけて、お化粧もして、とっても女の子なんだから、恥ずかしいがらないで」
 恭子の指がリョウタの肩を撫でる。女の指というのはなんて気持ちいいんだ。
「じゃあ、このプラグ挿れてみようか」
 小指ほどのサイズのアナルプラグが目の前に差し出される。
「これくらいならすんなり入るよ。浣腸もいらないし」
「は、はい」
 もう言われるがままであった。
「じゃあソファに座って、足を持ってお尻を広げてみて」
 M字開脚のような姿勢になる。興奮のあまり羞恥心を感じなくなっていた。
 恭子はローションをプラグに塗り、リョウタの尻穴にもたっぷりと塗りつけた。
「あら女の子なのにこんなに大きくしちゃって悪い子ね」
 一瞬、性器に触ってもらえると期待したが、恭子の指は尻穴をほぐすだけであった。
「力んじゃだめよ。ゆっくりと深呼吸して」
 リョウタが息を吐くと、尻穴にプラグが押された。そして、そのままずずっと入った。小さいプラグだが体内に入ると存在感があった。
「どう?挿れられる気分は」
「ととても気持ちいいです」
 実際はよく分からなかった。異物感を覚えるだけだ。
 しかし、恭子が気持ちいいといえば気持ちよく感じるだろうし、気持ちよくないといえば気持ちよくないのだろう。
「だんだんと拡張すれば、あれくらいのサイズも入るわ」
 机に置かれたディルドは自分のサイズよりも大きかった。あんなものが入るなんて。
「わたしが優しくやってあげるから。怖がらなくていいのよ。じゃあ、次はおっぱいのほうを触りましょうか」
 恭子はリョウタの乳首を触れるか触れないかの加減で弄り始めた。
「女の子はおっぱいを触れると気持ちいいの。どう?」
「き、気持ちいい。感じちゃいます」
 それまで存在すら意識したことのなかった乳首が恭子の刺激により自らを主張し始めた。
「あらあらもう乳首勃ってるの」
 恭子は指にローションをつけて、今度は撫で回すように触りだした。
「ああ!!」
「だーめ。女の子はそんな声じゃなくて、もっと可愛く喘ぐの」
 乳首の刺激が少し強くなった。
「あん、ああん」
「すごーい。よくできました。とってもステキよ」
 恭子が顔を近づけてくる。
 キスをされると思った。ファーストキスだ。こんな綺麗な女性に最初の唇を貰ってもらえるなんて。
「今日は初めてだから、特別にフェラチオしてあげるわ」
 残念と思うどころか、むしろラッキーであった。そこまでやってもらえるとは思ってもいなかった。恭子が自分の性器を口に咥える!
 リョウタの性器にスキンがかぶせられる。もうそれだけでイッてしまいそうになる。
「さて、女の子の気持ちよさを知ってもらおうかな」 
 恭子は右手で乳首を弄り、左手でプラグが収まったアナルを刺激はじめた。
 そしてゆっくりと顔を性器に近づけていく。髪の毛が垂れて、表情が隠れた。
 ちゅ。じゅ。じゅる。感触が伝わってくる。まだ半分ほど咥えこまれただけだが、強烈な刺激であった。
「イクときはイクっていいなさいね」
「は、はい」
 恭子がついに奥まで咥えた。身体からせり上がってくる刺激にリョウタの頭はパンクしそうになった。
「あ!ああ!ああ!も、もう、いきます!いきっちゃいます!!」
 一分と経たずにリョウタの性器からは大量のザーメンが飛び出た。
 全身から力が抜けて、そのままソファに倒れ込んだ。
「すぐイッちゃって。可愛いわよ。リョウコちゃん」

 リョウタは毎週のようにホテルで女の子にされて責められた。
 化粧を教えられ、服も渡された。お尻に挿れるモノもだんだんと大きくなっていった。浣腸も経験した。
 フェラチオをしてもらえたのは最初だけだった。あとは手コキが続き、この頃は電マで刺激されるか自ら扱くように命令されている。直接触れることは滅多になくなった。
 女の子として感じるのは気持ちいいが、圧倒的な物足りなさがあった。どれだけ乳首やお尻を開発されても、リョウタの視線は常に恭子の肉体を追っていた。生殺しのような状態が続き、オナニーの回数は前よりも増えた。頭の中で恭子を犯すイメージが溢れた。
 そして、二人が知り合ってから半年が過ぎた。

 十一月になり寒さを感じるようになったころ。
 いつものようにラブホテルでリョウタと恭子がプレイを楽しもうとしていた。
 リョウタはコートを脱いだ恭子の身体を舐めるように見ている。彼女の裸どころか下着姿すらまだ見たことがない。いつも自分は一方的に脱がされるだけだ。
 ニットセーターの胸の膨らみに腹の底にしまい込んだ欲望が刺激される。
「そろそろ冬服欲しくない?厚手のコートなら身体の線をごまかせるから外出もしやすいよ」
 長い髪の間に小さな耳が見える。イヤリングが揺れていた。
「そ、そうですね」
「せっかくなんだからショッピングしましょうよ。いつもネットで服買ってばかりだから味気ないでしょ。女の買い物って楽しいよ」
 微笑む恭子に何かが弾けた。気づいたときにはベッドに押し倒していた。
 抵抗されるが力づくで押さえつけた。リョウタは女性がこんなに非力なのかと驚いた。
「恭子さん!おねがいします!い、一回でいいんです。一回だけでいいんです」
 もう頭の中は「ヤル」ことでいっぱいであった。女の肉体が欲しい。柔らかな身体を貪りたい。
「お、おれまだ童貞なんです。恭子さんなら恭子さんなら」
 何を口走っているか分からない。このまま力に任せれば恭子と繋がれる。童貞を捨て男になれる。
「うそつき」
 冷たい声が響く。
 鋭い眼差しがリョウタの時間を止めた。
 はっきりとした恐怖を感じた。腕力ならば自分のほうが強いのに、なぜか力が入らなくなっていった。冷静と罪悪感が引き返す波のように押し寄せてくる。
 恭子は立ち上がると、コートと荷物を持って部屋から出ていった。
 リョウタはドアを見ながら、ただ俯くことしかできなかった。

簡単なお仕事です。

 ネットで見つけた在宅バイト。
 送られてきたVRゴーグルの映像を見て、感想を書く。
 謝礼一万につられ、僕は応募した。
 数日後、小包が家に届く。

 目が覚めたか。
 ここはどこだって?別にどこでもいいじゃねえか。
 そんなに喚くな。ヒステリー女かお前は。
 まぁ、どんなに泣き叫んでも誰も助けにこないんだけどな。
 そんなにビビんなよ。殺しはしない。
 ちょっと痛い思いをするかもしれないが、予防注射みたいなもんだと思えばいい。
 それにこのあとの人生の楽しみが増えるからよ。嬉しいだろ。
 あ?俺が何者かなんてどうでもいいだろ。
 ん、ちゅ、ぐ、ん、じゅる。
 男とのキスは初めてか?だろうな。
 どうだ感想は。嫌がっているが悪くないって顔してるな。
 あはは、そんなに怒るか。
 でも、全部終わったら自分から求めてくるようになるぜ。
 否定したい気持ちは分かるが、これは仕方ない話なんだ。
 お前には素質があるから、俺が目の前にいるんだ。
 胸見せてみろよ。なに恥ずかしがってるんだ?男のくせに。
 可愛い乳首だな。おい、ちょっと触っただけでそんなに震えるか。
 ここを使えるようにするには多少時間がかかる。
 けど一旦感じるようになったら、あとはすげーぜ。
 敏感になりすぎると日常的にブラジャーつけないといけなくなるからよ。
 そうだよ。お前は今日で男を辞めるんだよ。
 分かってねえな。ちんこついてりゃオスってわけじゃねえんだよ。
 こんな雑魚チンポで女が満足するのか?
 女ってのは鼻が効くからよ。第一印象で分かるんだよ、そいつの器が。
 この先女に相手されない人生を送るよりも、男好きになったほうが楽しいぞ。
 まだ嫌がってるな。俺が優しく言ってるうちに従っとけよ。
 なんなら半殺しにして、ケツ掘ってから、言うこときかしてもいいんだぜ。
 まだてめえは男だから手加減はしねえからよ。
 おっ、急に素直になったな。初めからそうしとけばいいんだ。
 だが心のどっかで今だけ従ってる振りをすればいいと思ってるな。
 弱い男ってのは姑息だからすぐにそういうことを考えるんだ。
 ちょっと、俺の股間の見てみろよ。どうだ。お前のとは全然違うだろ。
 何百人って女をイカせてきた棒だぜ。
 これが本当の男ってやつだ。比べてみろよ。すごい差だろ。
 次はお前だ。ちょっとお尻見せろ。そうだ、自分の手で穴広げな。
 別に挿れねえから安心しなって。
 いまは化粧する自分や女の格好をする自分がイメージできないだろ。
 そんな自分はありえないって思ってるだろ。
 でも、乳首と尻穴がメスになったら、そういうところも自然と女になってくんだ。
 言葉遣いから歩き方まで変わっていって、しまいには目つきや顔つきまで違ってくる。
 そうなると男の姿のときでも女っぽさが隠せなくなるんだぜ。
 今までそういう奴らをたくさん見てきたからな。
 これからお前のチンポはクリトリスになるんだ。
 女を挿すモノじゃなくて、男が遊ぶモノになる。
 精子は子宮じゃなくて、野郎の手の平か口の中に収まるんだ。
 悲しむことはねえよ。女逝き覚えたら、そんなの吹っ飛ぶくらいに気持ちいいからよ。
 泣きながら言うと思うぜ。男やめてよかった、女になれて幸せってな。
 お前は男失格なんだ。早く諦めたほうがいいぞ。
 自分でちゃんと言うんだ。「あ、た、し」ってな。ほら言ってみな。
 男声で言ってどうするんだ馬鹿野郎。女声で可愛く言うんだよ。
 意外と上手いじゃねえか。名前は自分で考えろよ。
 女になったときの名前だよ。男のときの名前は今日で捨てろ。
 思いついたか?じゃあ今度はそれを口に出せ。何度もくりかえ
 
 
 怖くなってVRゴーグルを外した。見慣れた部屋が戻ってきたが、さっきまでいた場所の光景が頭から離れない。
 いた?いやずっとここにいたのだ。どこにもいっていない。もうこんなのは見ているだけ時間の無駄だ。
 箱にしまうために手に取ったVRゴーグルからさっきの続きが流れている。
 自分の中で何かが疼いた。手は意識とは違う動きをした。またあの声が聴こえてくる。

キミノナハ

 巣穴から顔を出した小動物のようだ。
 軽く突くと「あ」という可愛らしい鳴き声が聴こえた。
 視線を上げると優香の熱っぽい眼差しとぶつかった。その後ろには照明の淡い光があって、後光がさしているように見えた。
 男を外れかけた肉体は独特の妖艶さと共に神聖な匂いが漂う。だが、そんな敬虔な気持ちに浸るほど聖人じゃない。
 半年前に出会った。初めて優香が優香と名乗った時、それはどう見ても不釣り合いだった。しかし、いまでは身体が本名よりも優香のほうに馴染んでいるに違いない。もっとも優香の本当の名前は知らないが。
 ああ、今まで普通の男だったのに、こんな風になっちまうなんて。俺は間欠泉みたいな興奮を感じた。
 毎週末、ホテルで抱いた甲斐があったというものだ。
 今日はいつもとは違うラブホテルにきた。優香は最初から女装していた。最近じゃ男の格好は仕事のときだけらしい。
 ちょっと面白みがない気がする。女装子を抱く男は着替える前の姿を見ることを嫌がる奴が多い。まったく分かってない。まず男の姿をじっくりと楽しむ。会って食事なんかもする。傍目から見ている限りでは、会社の上司と部下に見えるだろう。そして、ホテルでは女として抱いてやる。このギャップこそが醍醐味なのだ。
 胸を揉んでやる。女のおっぱいよりは硬さはあるが、その手触りは明らかに男のものではなかった。サイズは成長期が始まった女子中学生といった具合だ。昼のサラリーマンのときにぎりぎり誤魔化せる大きさかもしれない。
 ああんとやや過剰なほどの喘ぎ声が漏れる。
 おそらく優香はホルモンをしている。顔や身体から角が取れたような気がするのだ。
 注射なのか、薬を飲んでいるかは分からない。毎週セックスをしているが、二ヶ月前から変化は現れていた。
 ちなみになぜかそのことを俺には言わない。女装子の考えていることはよく分からない。
 一番変わったと思うのは積極的に裸になりたがることだ。いまもパンティーしか付けていない。出会ったころは脱ぐのは嫌がり、着衣のままで交わることが多かった。
 ある意味いまが一番美味しい時期なのかもしれない。
 ベッドの上で身体を引き上げ、自分の顔を優香の顔の位置まで持っていく。
 口づけ。たっぷりと舌を絡ませる。男と女では個々の部位のサイズ感が違ってくる。口なんかもそうで、キスをするときは大きい果物を食べている気分になる。しかし、優香は肌質が女に近いので、特有の味わいがある。
 唇を離すと、優香はもっとしてほしいというように唇をすぼめる。顔立ちも変わってきた。もともと整った顔の作りをしていた。丹精な顔立ちはさぞ女性にモテただろうなと思う。いまはそこにほどよい脂肪がついて、優しそうな顔立ちになっている。
 髪はまだウィッグだ。でも、俺はそれが好きだ。不自然な毛量の多さが女装子の偽物っぽさを際立たせ淫靡さを産む。たぶんそのうち自毛を伸ばすかもしれないな。そうなると少しつまらない。
 俺は再び唇に答えてやりながら、胸も一緒に揉んでやった。
 すでに股間は痛いくらいに勃起している。優香のは半立ちだ。完全には勃たないのかもしれない。
 ときどき俺はとんでもない罪悪感に襲われる。一人の男の人生を狂わせてしまったわけだ。優香のB面のときのルックスなら、女はたくさん寄ってくる。経済力もあるし、性格もいい。結婚なんてすぐにできるだろう。子どもを作って、マイホームを買って、そんな道を俺は誤らせた。もちろんこれは当人の判断であり、自己責任だ。俺に関係ないといえばそういう理屈もできる。
 ただそうすると味気がない。
 俺は股間を密着させた。完全に勃起した男根と優香の性器をこすり合わせる。
 硬くはないが柔らかくもない。強いて言うなら芯の入ったこんにゃくといったところだろうか。
 ホルモンをすると性欲が落ちるというが、あれは個人差がある。優香に関して言えばよりエロくなったし、質が変わった。なんというか気持ちを求めてくるようになったのだ。
 めんどくさくなったところはいなめない。
 下半身はもう少し温もりを求めていたが、俺は次のステップに進むことにした。ローションをたっぷりとチンポに垂らす。優香は何も言わずにバッグの姿勢になる。このあたりは阿吽の呼吸だ。
 穴にも塗りたくる。純女にしても、女装子にしても大事なのは濡らすことだ。その辺をわかってないガキが多すぎる。乱暴にしてそのうち気持ちよくなるよとほざく。自分のテクニックに酔っているだけなのだ。
 マッサージも大事だ。尻や穴の周りを丹念に揉んでやる。やはり手のひらに伝わってくる感触が違う。もちもちとしている。
「挿れるよ」
 俺の位置から優香の顔は見えないが、むしろそのほうが色々と想像できてよい。これは熟練者ならではの楽しみ方だ。
 にゅぷり。先端が侵入。ぬぷぬぷといった具合にどんどん中に入ってくる。ふむ、ちょっと閉まりが悪くなった。
「あぁ、優香の中は気持ちいいよ」
 出会った頃の優香は処女であった。指一本から開発を始めた。こういうのは焦らずじっくりやるのがいい。近頃は漫画の読みすぎかしらんが、なんでもすぐデカイのを挿れたがる。けしからん。
 指、小さなプラグ、アナルパールといった色々な小道具を使い、バージンを破ったのは二ヶ月後だった。
「動くよ」
 ねっとりと腰を動かしていく。優香はそれに合わせて艶っぽい声を上げる。女の声であった。
 毎週アナルセックスをしているから閉まりが悪くなったかもしれない。それにホルモンを使ったことで筋肉が落ちて、締め付ける力がなくなったのかも。俺はキツい穴が好きだ。女装子を抱くのもそれが理由だ。女よりも穴が強い。
 だんだんとスピードを上げていく。優香は短い息を吐きながら何かを叫んでいる。
 じゅぶぅう。勢い良く精子が出た。今日のために溜め込んでいたのだ。
「ふぅー」
 俺がチンポを引き抜くと、優香はその場に倒れ込んだ。ゴムを外し、俺の子種たちを蛍光灯に照らした。
 いつかのテレビで見たのだが、ゴムの中に出したザーメンは水子の霊として化けて出てこないかという話があった。それが本当なら俺はずいぶんと恨まれているはずだ。
 ゴムを縛って、ごみ箱に捨てる。ベッドに寝転がり、大きく伸びをした。
 優香は回復したようで俺に寄ってくる。腕枕をしてやった。
「わたし、女装バーでバイト始めたんだよ」
「へぇ、そう」
 店子になったのか。こりゃ昼の仕事はそのうち辞めるかもしれない。
「一度遊びに来てよ」
「はは、わかった。わかった」
 優香はベッドサイドに置いてあるバッグから名刺を取り出した。
「へぇ、源氏名を使うのか。しょうこ、だなんて少し古風だね」
 ぎゅっと抱きついてくる優香。俺は煙草が吸いたくて仕方がない。
「本名からもじったのよ」
「ふぅん」
 俺は優香の本名を知らないし、優香も俺の本名は知らなかった。

二つの島

pixivにお話をアップしました。

二つの島

架空の世界のお話。
我国と奈国という二つの島国がありました。

奈国で暮らす小学五年生の真理亜ちゃん。
子どもから大人へ成長していくカラダとココロの不思議。

R-18なので読むにはpixivに登録が必要です。
直接的なエッチシーンはありません。