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或るエリートの挫折

〜1〜
「お前、何回同じミスをしたら学習するんだ?」
竹田圭介は部下の田中を怒鳴りつけた。昨年、大学を卒業したばかりで顔に幼さが残る田中は泣きそうな顔をして俯いている。
「申し訳ございません。もう二度と繰り返しません」
「この会社に入りたいって人間はゴマンといるんだ。もう一度就活をするのは嫌だろう」
田中はひたすらに頭を下げている。
「まったく。あとは俺がやっておくから、お前は戻れ」
すいませんと言って田中は席に戻った。ノートパソコンを開いているが、視線は宙に浮いていた。
(あんな無能な人間を入れるなんて人事部の連中は何をやってるんだ)
圭介はN商社に務めている。その名前を聞けば誰もが知っているような会社だ。まだ28歳と若いが、数々の成功を収め、社内での評価は高い。同期の中でも出世有望の男だ。おまけに容姿端麗。既婚者ではあるが、アプローチをかけてくるは女性は後を絶たない。

仕事を終わらせ、帰りの電車に乗っていた。圭介は電車が好きではなかった。一流大学を出てようが、中卒であろうが関係なく同じ空間で一緒になることが不愉快なのだ。車内は混み合っていて、席はすべて埋まっていた。圭介はつり革を持ちながら、立っている。電車が駅につくと、どっと人が押し寄せてくる。肉体労働者風の男が隣にきた。40代くらいだろうか。顔に生活の疲れみたいなものがベッタリと張り付いていた汗臭い匂いが漂ってくる。混雑した車内では男と距離を空けることが出来ない。顔を逸らして、なんとか男の体臭から逃れようとした。
(近づくんじゃねえよ。このスーツ一着でお前の1ヶ月の給料分くらいあるんだぞ、底辺め)
圭介は人間には生まれ持っての身分のようなものがあると考えていた。自分は幼い頃から成績優秀でスポーツも万能だった。一流大学を出て、一流の会社に就職。まさにエリートの人生。そのことを何よりも誇りにしていた。ところが、横の男はどうだ。汚い身なりで安い給料でこき使われている。こんな奴はどんなに頑張っても、俺のようにはなれない。その差はどこでついたのか?結局は遺伝的なレベルまで遡らなければいけない。要は生まれた瞬間にその人間の運命は決まっている。横の男にはきっと負け犬の遺伝子が深く刻み込まれているに違いない。だが、自分にはエリートとしてこの日本を動かしていく一流の遺伝子が組み込まれている、圭介はそう確信していた。

家に入ると、新築の木の香りが漂っていた。今から半年前に結婚をして、そのときに家を建てた。かなり無理をしたが、これからの人生には絶対に必要な投資だと考えた。リビングに入った時、携帯の着信音がした。妻の千秋からだった。
「あっ、圭介?ごめん、今夜も遅くなるから」
「お前、この頃ずっとじゃないか」
「仕方ないでしょ。いま大きなブロジェクトが動いていて、帰るわけにはいかないのよ」
千秋は大手の貿易会社で働いていた。海外留学の経験もあって、語学力に優れていた。
「仕事も良いけど、そろそろ子どものことも考えないといけないんだぞ」
「はいはい、分かってるって」
と言って千秋は電話を切った。
(あいつは美人で頭も良いが、たまに自分勝手なんだよな)
圭介が千秋と知り合ったのは若手ビジネスマン向けの交流会だった。顔が好みだったので圭介のほうからアプローチをかけた。だが、結婚するつもりはなく、単なる遊びのつもりだった。しかし、千秋の実家が有名な名家だということが分かったので、将来のためにもこいつと夫婦になっておくのは悪くないと考えた。
愛情は一切なかった。ただ、美人で家柄の良い嫁が横に置いておきたいだけなのだ。
(女ってのは黙って男の言うことを聞いておけばいい。いつまでも生意気に仕事なんてしてないで、早く子ども産めよな)
圭介は男は家族を持って一人前だという古い考えを持っていた。女はそれを実現するための道具に過ぎない。子どもを産み育て、男の性を発散させる存在。いわば従属する生き物だ。家庭を持ち、会社でどんどん出世していく。そうすればもっと広い家に住めるし、電車ではなく高級車で運転手付きの出勤ができる。圭介はそんな人生プランをいつも思い描いていた。


〜2〜
圭介は目の前の借用書に書かれた五千万という数字が信じられなかった。
「これだけの金額だと、利息だけでも何百万円と増えていくんですわ」
関西弁の男は大野と名乗った。つるっハゲの恰幅の良い中年男だった。趣味の悪い金色の時計と指輪をして、いかにも金が好きそうに見える。横で千秋が泣いていた。喉を詰まらせながら、うっうっと痛々しい声が聞こえてくる。
「最初は微々たる金額やったんですが、奥さんが色々なところから借りましてね。利息が雪だるまみたいに膨れ上がりましたねん。そこでうちが債務を一括で請け負うことになりまして、ここに寄せてもらったわけです。しごく当たり前のことですが、借りた金はきっちりと返さないといけまへん。まぁ、後ろにいるこいつを見てもらって分かるように、逃げようなんて思ったら、どうなるかは分かりますよね」
大野の後ろには身長180cmあろうかという男が立っていた。服の上からでもその体格の良さが見て取れる。その目つきは堅気のものではなかった。狼のように鋭い視線をずっと圭介に向けている。
(どうしてこうなった…)
日曜日。朝食を食べ終え、リビングでゆっくりしているところに大野たちがやってきた。
いきなり借用書を突きつけ、千秋に五千万の借金があると言われた。ホストクラブでの豪遊が原因らしい。千秋を問いただしたが、彼女は「ごめんなさい」と泣きながら言うだけであった。
「こんな大金払えるわけないじゃないか」
圭介は絞り出すように声を出した。緊張のせいか喉はカラカラに乾いていた。
「まぁ、この家売ったら3000万くらいですわな。他は親や親戚に頼み込んで、かき集めるしかないのちゃいますの?」
家を売る?親に頼む?現実感のない数字と言葉で頭がパンクしそうになった。
一体どういうことなんだ。俺の人生は常に完璧だったはず。どこで間違えたのだ?圭介は千秋の帰りが遅いのは仕事のせいだと思っていたが、実際はホストと遊んでいたのだ。自分の人生に汚点があるとすれば、この女と結婚したことだ。
(ん?結婚……待てよ)
「い、いまここで千秋と別れる。離婚したら財産は別々になるから、俺とこの借金は何も関係がなくなるぞ」
圭介は自分で自分のアディアに惚れ惚れした。並の男なら途方に暮れるだろうが、俺は違う。どうせ代わりの嫁なんてすぐ見つかる。こんなくだらない女のために人生を棒に振るわけにはいかない。
「別れるって旦那さん。あんた自分の女を見捨てはんの?五千万なんて返せると思ってますの?」
「女なんだから体で稼げばいいだろう!AVでも、風俗でもなんでもやればいいじゃないか」
千秋の泣き声は一層ひどくなった。
「旦那さん、女が体を売ったくらいで五千万稼げると本気で思ってはんの?そりゃあ、奥さんは美人やけど、もう25なわけで。それにね、今どき体を売る女なんて掃いて捨てるほどいるんですわ」
「そ、そんなこと知るか。もうこいつとは他人なんだ。俺には何の関係もない」
「男ちゅうもんは、好きな女のためなら命張る度胸がないとあきませんで」
大野の眉を寄せて、圭介をじっと見据えた。そして、手を上げると、後ろにいた男が動いた。
なんだ、と思った瞬間に圭介は床に叩きつけれた。それから持ち上げられ、顔と腹を何発も殴られた。
呼吸が止まり、痛みが全身に走る。涙と血と唾液が顔の上で一緒になって流れていく。
男は圭介の髪を乱暴に引っ張り、顔を大野のほうに向けた。
「ああ、良い男が台無しや。ほれ、最初に言いましたやろ。逃げよう思ったら、どないなことになるかって」
「け、警察呼ぶぞ。お前ら犯罪者じゃないか」
声が震えて上手く喋れなかった。
「警察っちゅうのは事件があってから動くもんです。つまりはいまここであんたが殺されたりしたら、誰も警察に通報することは出来ませんわな」
殺す?まさか自分の人生でその言葉を肌で感じることがあるなんて、圭介の頭がクラクラとなった。
「こ、殺すなんてバカなことはやめろ」
恐怖のあまり自分でも何を言ってるのか分からなくなる。
「この男はいわば殺しのプロですわ。蚊やハエを殺すのと同じように旦那さんを殺します。こう首持って、くいっとこっちにひねったらね」
大野はパチンコをやるような手つきを圭介に見せた。
本当に殺される?俺が?これが夢なら覚めてくれとは必死に願った。
「まぁ、一つだけ借金を返す方法があるんやけど」
大野の言葉は絶望の暗闇の中に差す一筋の光のように聞こえた。
「そ、その方法は!?」
「さっきも言うた通り、体を売る女っていうのは山ほどいるわけですわ。しかし、世の中には色々な性癖があって、女みたいな男を抱くのが好きな人たちもいるわけです。しかも、財界の大物や政治家に多くて。ひと通り女遊びを楽しんだ後で、最後に行き着くような感じでニューハーフや女装子と遊ぶんようになるんです」
「……」
圭介は大野が何を言ってるのかまったく理解できなかった。
「美人の女っていうのはたくさんいる。けど、美人の女みたいな男っていうのはそんなにいない。数が少ないほうが貴重。貴重だと高値で売れるっちゅう簡単な理屈です」
「ま、まさか、それって……」
「旦那さんが女になって体を売るっちゅうことですわな」


〜3〜
1時間前、目隠しをされて自宅から連れだされた。横には自分を殴った男がピッタリと付いていて逃げる隙もなかった。
車に乗せられ、しばらく走ると、とある建物の中に入っていた。外に出るように言われて、圭介は誘導されるがままに階段を上り、エレベーターに乗り込んだ。
部屋に入ったところで、圭介はアイマスクを取られた。いきなりの光に耐え切れずに目を瞑った。ゆっくりと開けると、視界がだんだんと元に戻っていく。
部屋にはベッドが一つだけ置いてあり、打ちっぱなしのコンクリートで四方囲まれ、窓がなかった。大野とその横にさっきの男と女がいた。女は胸元が大きく開いた赤いドレスを着ている。30代後半くらいに見えた。整った顔立ちをしているが、その目は蛇みたいな不気味さを備えていた。
「あらぁ、酷い顔してるわー。ずいぶん痛い思いしたのねー、可哀想〜。でも、思ったよりも良い男じゃないの。大野ちゃん、これは掘り出し物よ」
「ふん、そうだな。こいつを見た瞬間イケるんじゃないかと思ったんやで」
「これは人気出るわよ」
「どれくらいで雌堕ちさせられるんや?」
「うーん、1ヶ月くらいね。あんまりやりすぎるとそれはそれで買い手が付きづらいのよ」
女と大野の会話の意味が分からなかった。本当に男の自分が女になるんだろうか。
「じゃあ、裸になって」
「はぁ?」
女の命令を拒否しようと思ったが、さきほどの痛みの記憶が蘇り、仕方なく服を脱ぎ始めた。
「パンツもよ」
「そ、そんな」
躊躇したが、男が「早くしろ」と言ってきたので、急いでパンツを脱いだ。
どこでおかしくなった。これまで自分の人生には間違いなんてなかったはずだ。常に正しい選択をしてきたし、男らしくまっすぐ生きてきたつもりだ。人前で裸になる屈辱に涙がこみ上げてきた。圭介は唇を噛んで、声を押し殺すようにして泣いた。
「ほら、男が泣かないの」
女は圭介の股間にプラスチックケースのようなものを取り付けた。恐怖で縮み上がった圭介のペニスはすっぽりとケースの中に収まった。さらにガキを閉められて取り外すことが出来なくなった。
「これは男性用貞操帯よ。さ、次はこれを着て」
といって女から渡されたのは女性用の下着だった。ピンク色で花柄のブラとショーツ。まさか、本当に…一切の現実感が欠如していた。ただ、言われるがままに下着を身につける。
ブラのホックを止めるのに苦労していると、女が後ろに周り助けてくれた。
「慣れたらすぐにつけられるわ」
今までに感じたことのない締め付けが鬱陶しくて仕方ない。
女が慣れたらと言ったが、自分はこれからずっとこんなものを付けていくのだろうか。

〜4〜
三日間、何も起こらなかった。
定期的にドアから食事が投げ込まれる以外はひたすら放置され、圭介は頭がおかしくなりそうになった。
最初はどこかに脱出できる何かがあるはずだと思っていたが、どれだけ探しても出られそうな場所はなかった。
外の世界はどうなっているんだろうか。本当なら今頃は会社に出て、仕事をしているはずなのに。にしても、千秋の奴め。あの女のせいでこんな目に合っているんだ、腸が煮えくり返りそうな気分になる。
窓がないので時間の感覚が掴めない。何もすることがないので一秒一秒が棘のようにチクチクと刺さってくる。
それは自分の身に起こったことを知るためには充分すぎるほどの時間だった。

四日目、食事と一緒にスカートやブラウスといった女性用の衣服と下着、女性ファッション雑誌を渡された。
なぜかその日は空調が効いているのか室内は異様に寒かった。着替えもしたかったので、仕方なく渡された服を着ることにした。
そして、気分を紛らわそうと雑誌を読み始めた。色鮮やかな服に身を包み、眩いほどの笑顔を見せるモデルたちに圭介はなぜだか涙が出そうになった。
寂しかったのだ。たとえ雑誌でも他人がいると実感できることが嬉しくてたまらなかった。
ページをめくっていると、下着を紹介する記事が出てきた。セクシーなランジェリーに圭介の股間が反応しそうになったが、すぐさま痛みが襲った。貞操帯の中で勃起しようとすると、ケースの中でペニスが膨らむので痛みを感じてしまうのだ。
圭介はすぐに雑誌を閉じて、落ち着けと自分に言い聞かせた。あの日、男から受けた暴力の一件以来、痛みには特に敏感になっていた。
その日から毎日のように食事と女性用の服、雑誌が渡されるようになった。圭介にとってそれはこの空間の中での唯一の娯楽だった。

一週間後、扉が開いた。あの女と男がいた。
「久しぶりね。圭介さん。自己紹介がまだよね。私は恵、あなたを傷めつけた男はタクっていうの」
そのとき圭介は薄いホワイトのブラウスに茶色のスカートを着ていた。
「うふふ、似合ってるわよ」
恵はそう言って、圭介に何か黒い機械のようなものを当てた。その瞬間に強い痛みが全身を走った。機械を当てられた腕の部分には強烈な痺れが残っていた。
スタンガンだ!恵が圭介にもう一度当てようとしたとき、反射的に腕を引いた。しかし、タクが肩を掴み、何度もスタンガンを当てられた。そのたびに気絶しそうになるほどの痛みがして、目の前が真っ白くなるような感じがした。やめてくれ、どうしてこんなことをするんだ!圭介はこの部屋から出ることよりも、この痛みから逃れたいということで頭が一杯になった。
「良い?私達に逆らったたら、これを当てるわよ」
圭介は完全に反抗する意思を失った。もうあんな痛みは二度と味わいたくない。
「さて、今からメイクしてあげるから、洗面所で顔を洗ってきて」
圭介が言われた通りにすると、部屋の中に大きな机と椅子が置かれ、その上には鏡とメイク道具が入った箱が置かれた。恵は圭介に化粧を施すと、ウィッグをかぶせて、その顔を鏡で見せた。
「ほら、かなり良い線いってるんじゃない。そう思うでしょタク?」
「ああ、こいつはかなり綺麗だ」
鏡の中に映っているのは確かに女性だった。どこかに男っぽさが残っているが、スッと鼻筋が通って、二重の目がまっすぐとこちらを見ている。化粧でここまで顔が変わるものなのか。違和感しかなかった女性用の衣服がようやくしっくり来るように感じた。
「これからは自分でメイクをできるようにならないとダメよ。あと、喋り方、仕草、歩き方もすべて女性に変えていくわ」
「そ、そんな……」
圭介が困惑の声を出すと、恵はすぐにスタンガンを当てた。
「ぎゃっ!!」
「女の子はそんな喋り方しないの。分かった?」
「は、はい」
「分かってないの?もう一回やられたいの?」
「ご、ごめんなさい」
圭介は精一杯の裏声で答えた。

〜5〜
それから三週間、圭介は恵に女性としての立ち振舞を徹底的に仕込まれた。少しでも間違えると容赦なくスタンガンを当てられた。圭介は必死になって、女性を動きを学んだ。最初はぎこちなかったが、だんだんと意識しなくてもスムーズに出来るようになっていく。
常に脇を締めること。歩くとき、座るときは膝の間を開けないこと。常に微笑み、表情を作ること。喉を意識して、高い声を出すこと。あらゆる部分に女性の仕草が仕込まれる。メイクも自分一人で出来るようになり、セクシー系から清楚系まで一通りの顔を作れるようになった。
鏡の中で綺麗になっていく顔を見るのは悪い気がしなかったし、男性服の何倍ものバリエーションのある女性服を選ぶのは苦痛ではなかった。
しかし、唯一我慢できなかったのがアナルと乳首の調教だった。毎日、乳首にローターを付けられ、アナルに玩具を挿れられた状態で放置される。快楽などなくただ違和感だけが続く苦痛の時間だった。おまけにペニスを少しでも大きくしようものなら、貞操帯のリングに挟まれて、激痛が走る。勃起しないように必死になった。

ある日、恵とタクが部屋に入ってきた。圭介はまた調教が始まると身構えたが、二人は何も持ってなかった。
「圭介ちゃーん、これ何だが分かる?」
恵は鍵を持っていた。
「貞操帯の鍵でしょうか」
「正解!さすが一流の大学を出てるだけあるわねー」
恵は鍵を使って、圭介の貞操帯を取り外した。ここ1ヶ月、勃起することのなかったペニスはすっかりと縮み上がり、完全に皮を被った状態になっていた。
「あらあら〜包茎になちゃって。可哀想〜」
圭介は恥ずかしくてたまらなくなった。
「さて、調教は次の段階に進むわ。今日はタクのチンポをフェラして欲しいの」
「えっ、そ、そんなこと」
出来ませんと言いそうになり、急いで言葉を止めた。そんなこと言ったら、スタンガンが当てられる。おまけに今日はタクもいる。逆らったら何をされるか分からない。
「で、でも、私に上手くできるかどうか」
「何言ってるの。同じモノがついてるんだから、気持ちいいところは分かるでしょ?」
「は、はい」
「さあ、タク。お願いするわ」
圭介の前にタクが立った。1ヶ月前の悪夢が蘇ってくる。
「跪け」
言われるがまま床に膝をついた。ちょうど目の位置にタクの股間がくる。
「自分の手で俺のズボンを脱がせろ、そしてシャブれ」
圭介はタクのベルトをゆるめて、ズボンを下ろした。もっこりと膨らんで、パンツの上からでもその大きさが分かった。
(私の大きさとは全然比べ物にならない)
パンツを下ろすと、ズル剥けした黒い男根が目の前に現れる。
(これを舐めるの…)
「早くしろ」
圭介はゆっくりと男根を口に含んだ。塩っぱさが舌の上に広がる。不思議なことに思ったよりも嫌悪感はなかった。
「おいおい、それは何のつもりだ。お前が今までシャブラせてきた女はそんなやり方したか」
「す、すいません」
過去に自分のペニスをシャブッた女のやり方を思い出す。特に気持ちよかったやり方はどんなだったのか。男根をすっぽりと口に入れて、舌で色々な場所を刺激する。唾液で口内を満たして、ジュルジュルという音を出した。
「おう、ようやく女らしくなってきたな」
男根は徐々に硬さと熱を持ちだした。そのとき圭介は喜びのようなものを感じたが、すぐに頭から振り払った。
(バカな。こんな格好をしているが、俺は男だ。今はこいつらの暴力に屈しているだけで、絶対に元の生活に戻るんだ)
圭介は失いかけていた男のプライドを心に繋ぎ止めた。しかし、完全に勃起した男根は圭介の口には有り余るほどの大きさになっていく。
(大きすぎるよ、苦しい)
苦痛と同時に自分よりも逞しい存在に服従しているような気分になって安らぎに似た気持ちが出てくる。圭介の頭の中は色々な感情が飛び交って、訳が分からなくなっていた。
グニュ。股間に鈍い痛みが走った。タクが圭介のペニスを踏んでいるのだ。
「おっと、口を離すな。そのまま続けろ」
圭介は痛みに耐えながら、フェラチオを続けた。ペニスへの一ヶ月ぶりの刺激のはずだが、まったく勃起することはない。だが、感覚はある。踏まれる痛さと気持ちよさが交互にやってきて、すぐにビクビクと痙攣しながら、射精をした。それでも勃起することはなく、包茎のペニスから白いザーメンが床にボタボタと落ちるだけだった。
タクは圭介の口からペニスを引き抜いた。圭介は咳き込み、こみ上げてくる嘔吐感をこらえた。床のザーメンが目に入ってきたとき、タクがそれを靴裏で踏みつぶした。その瞬間、自分の中にあった男のプライドがガラガラと崩れ落ちる気がした。
「舐めろ」
タクが靴裏を圭介に向けた。白い精子がこびりついている。
(こんな、酷い)
それは人生で初めて味わう敗北者の気持ちだった。タクという自分よりも強い存在に完璧に打ちのめされて、この人に媚びないと自分は生きていけなくなる。
圭介は涙を流しながら、靴裏を舐め始めた。
「よく頑張ったわ。圭介ちゃん偉い!あらあらこんなに泣いちゃって。可愛い顔が台なしよ」
恵が圭介の元に駆け寄り、涙を手で拭った。
「ご褒美に新しい名前を付けてあげるわ。こんなに綺麗なのに圭介って名前じゃ変でしょ?」
「新しい…名前…?」
「あなたの名前は竹田花音。カ・ノ・ンよ。今っぽくて可愛い名前で嬉しいでしょ〜。ほら、自分で言ってご覧なさい」
「…わ、私はカノン。私はカノン」
圭介は呆然とした頭でその言葉を繰り返した。そのたびに気持ちが楽になっていくような感じがした。


〜6〜
ある日、外出すると告げられた。白のカーディガンと黒いワンピースドレスを渡され、着替え終わると目隠しされ、部屋から出された。
車に乗り、しばらく走っていると、目隠しを外された。見覚えのある東京の街だった。
とあるホテルに入っていく、そこは都内でも有数の高級ホテル。
圭介は以前このホテルをよく利用していた。一流の部屋、一流のサービスが気に入っていて、まさに自分のような人間にふさわしいホテルだと思っていた。中にある高級レストランに連れて行き、ホテルの部屋で夜景を見せれば、どんな女性も簡単に自分のものとなった。
だが、いまそこに女装姿で連れて来られてるなんて。
ホテルの前に車を止めると出るように言われた。一瞬、躊躇したが、タクがエスコートする形が車から出た。ホテルマンが「ようこそ」と微笑んでくる。その様子から自分が女装者だと気づかれてないように思えた。
「絶対バレないって。むしろ、周りの男共の視線を見てご覧なさい」
恵が耳打ちすると、何人かの男性がこちらを見ているような気がした。それは魅力的な女性に向けられる視線そのものだった。
(私、女として見られているの)
ドクンと胸の中で音が鳴った気がした。嬉しいような、恥ずかしいような、複雑な気持ちになった。
ホテルの中に入り、エレベーターに乗り込むと、地下に入っていった。
(このホテルにこんな地下なんてあったかしら)
エレベーターから出ると、まっすぐとした廊下があった。そこには一定間隔で扉が並んでいて、何人かの屈強な黒人が見回りをしていた。恵はそのうちの一人の話しかけ、扉を開けさせた。中にはイスが一つ置いてあるだけで、他は何もなかった。
「しばらくするとあの扉が開くわ。そしたら部屋から出るのよ」
恵はそう言って、部屋から出て行った。あの扉とは銀色に塗られた扉で、部屋に入ってきた扉と向かい合う位置にあった。
これから自分はどうなるのか、一体何が行われるのか。

しばらくすると、銀色の扉が開いた。部屋から出ると、目の前に長方形の大きな鏡があった。その後ろには人がいるような気配がして、圭介はこれはマジックミラーではないかと思った。
自分以外に3人の女性がすでに並んでいた。スクール水着に赤いランドセルを背負った小学生くらいの女の子。しくしくと涙を流している。その隣は女子高生。泣いていないが、虚ろな瞳をしていた。次は赤いボンテージを着た二十歳過ぎの女性。ケバケバしいメイクに異様な大きさの胸をしていた。
鏡にはそんな3人の女性の隣に立っている自分の姿が映っていた。
「皆様、大変ながらくお待たせいたしました。雌奴隷オークションの始まりでございます。まずはエントリー1、加護ミレイちゃん。先月、初潮を迎えてばかりの女の子でございます。まだ一切の調教を施しておらず、完全な処女。汚れを知りません。では、さっそくいきましょうか」
鏡の裏が騒がしくなった気がした。何か大きな数字が聞こえてくる。圭介はこの後ろにはきっと自分たちを買う人間がいるのだろうと思った。
「はい、21番の方が落札されました。おめでとうございます。続きまして、相内希美ちゃん。都内の高校に通っている、現役の女子高生。まだ10代ですが、経験人数は三桁を越えています。あらゆるプレイが可能です。さぁ、どうでしょうか」
(こんなの世界があったなんて…)
今まで自分がいたあの部屋でも異常なことだと思っていたが、ここで行われていることはそれを越えていた。明らかに法を犯しているし、隣の二人なんてまだ子どもじゃないか。
「4番の方が落札されました。おめでとうございます。さあ、次はアスカちゃん。身体改造フェチで豊胸手術によりこの巨大な胸を作りました。刺青やピアスなどもできます。さぁ、いかがでしょうか?」
この女性が落札されたら、次はいよいよ自分だ。顔の見えない人間に買われていくのか。諦めにも似た感情が体全体を取り巻き、その場に崩れ落ちそうなくらいの脱力感に襲われた。いまの自分はここにいる女性たちと同じ売られた雌なのだ。
「12番の方が落札されました。おめでとうございます。さぁ、次がいよいよ最後でございます。竹田圭介。あのN商事で働いていた男ですが、自ら雌奴隷に志願してきました」
どっと笑い声が聞こえた。
「いまは竹田カノンと名乗っています。ノンホルノンオペですが、女性としての立ち振舞は完璧。元男なので気持ちいいツボは心得ています。もちろんアナルはバージンでございます。さぁ、行ってみましょうか!」
これまでにないほど鏡の裏が騒がしくなった。金額がどんどん釣り上がって行く。
「はい、終了とさせていただきます。18番の方が落札されました。おめでとうございます。それでは奴隷とマスターの対面に移りますので、落札された方はこちらのブースへお集まりください」

部屋に戻ると、圭介を落札した男が立っていた。
「あ、あなたは」
圭介はその顔に見覚えがあった。確か千秋の上司の種田という男だ。
「お久しぶりかな」
種田はドイツ人と日本人のクォーターだった。背が高く、顔の彫りが深い。上等なスーツに身を包み、圭介を見下ろしていた。
「ずいぶんと綺麗になったものだ。前に会ったのは私の家で開いたホームパーティーだったかな」
以前、圭介は千秋と一緒に種田のホームパーティーに参加した。しかし、軽く挨拶をしただけで、特に繋がりもない。
「はい。そ、そうでしたね」
「自分から雌奴隷に志願したというが嘘なんだろ。恵から全部聞いたよ。まったく千秋くんはもう少し賢い女性だと思っていたんだがね」
この男は一体自分をどうするつもりなのか。そういえば、千秋から聞いたことがあった。上司の種田は35歳になるが、今だに独身。
もしかしたら、その原因はこれなのかもしれない。
「さぁ、上のレストランに予約を取ってあるんだ。行こう」


〜7〜
ホテルの中のレストラン。個室の中で種田と圭介はディナーを食べていた。
「僕は海外での生活が長くてね。アメリカにいたときにSissyという人種を知ったんだ」
「Sissyですか?」
「そう、女々しい男というスラングなのだがね。まぁ、男のくせに女の格好をして、男に媚びを売るような人間さ。アメリカにいたときはずいぶんと楽しんだよ。はは」
種田は圭介にぐっと顔を近づけてきた。
「優生学というのを知ってるかな?もう時代遅れの考え方だが、僕は一理あると思っている。子孫を残すべきに相応しい雄のみが生殖活動を行うべきなんだよ。劣化した雄の種なんて残しても意味がないだろ。まぁ、となるとその雄の存在価値がなくなるわけだが」
そう言いながら種田は圭介の髪を触り、頬を撫でた。
「そこでSissyだよ。下等な雄は強靭な雄の性欲を処理することで自らの存在証明をするのだ」
いきなり圭介の口に指を入れてきた。突然のことに驚いたが、拒絶するということは考えなかった。
「君は劣った雄なんだ。なら、雌になって、僕に媚びへつらい、優秀な精子を体で受け止めるんだ」
「は、はい」
「案外、君はこうなることを望んでいたんじゃないか?僕が君の立場なら屈辱で自殺するがね。ところが君は従順に雌になることを受け入れた。男なのに、化粧をして、スカートをはき、こうやって男の指を口に挿れられても、拒むことさえしない。君は本来そういう人間なんだ」
種田は圭介の口から指を引き抜いた。唾液まみれの指がぬらぬらと光っている。
(私はそういう人間なの?)
確かに徐々にこの状況を受け入れている自分がいる。最初は暴力で脅かされているせいだと思っていた。だが、だんだんと女性の振る舞いをすることが楽しくなってきた。化粧をするとき、スカートに足を通すとき、男の頃には味わえなかった胸の高鳴りを感じていた。
「君はイヤらしいメスなんだ。男が欲しくて欲しくてたまらないはしたないメスだ」

食事を終えると、ホテルの部屋に映った。その途中、圭介は恋人のように種田の腕に自分の腕を絡めた。寄り添う合う二人を見て、誰も圭介が男だとは思わなかった。
部屋に入ると、種田は圭介の唇に強引に舌を入れ込んできた。その力強さに全身の力が抜けて、体を種田に委ねていく。
「ベッドに行こう」
種田はそう囁いた。ベッドの上で種田は圭介の服を脱がして、下着だけの姿にした。
「セクシーだよ」
体はまだ男なので恥ずかしかったが、その言葉に心が弾むような嬉しさを感じた。
種田は圭介のショーツをずらし、縮み上がったペニクリをやさしく触り始めた。
「あ、ああ」
「すっかり愛液が垂れ始めているね」
種田はペニクリを口に含んだ。力強いフェラは女のそれとは比べ物にならないくらい気持ちよかった。
「ああん、ダメ。気持ちいいぃ」
男の意識がペニクリに集中して、そのまま吸いだされそうな気がした。
種田は同時にアナルを指で刺激してきた。撫でるように円を描き、菊穴をゆっくりと解していく。
「ここに挿れて欲しいかい?」
「……」
種田の質問に答えが詰まった。挿れて欲しいと言いたいが、それを言った瞬間に自分が男でなくなったことを認めることになる。
もうすでに男のプライドはなくなったと思っていたが、まだ僅かに残っていた。それは消えかけたロウソクの炎のように弱々しいがしぶとく燃えていた。
「どうした?やっぱり男とはセックスは出来ないかな」
「……いいえ、私のケツマンコに種田さんのオチンポ挿れてください」
種田は圭介のアナルに男根を当てると、ゆっくりと挿れてきた。肉をかき分け熱い肉棒が入ってる感触は調教で挿れられていた無機質な玩具とはまったく違っていた。圭介は男なので処女膜はない。しかし、心を覆っていた男の膜が種田の男根によって突き破られた。調教のときには感じなかった、女の悦びを徐々に感じるようになっていった。
「あん、あん」
自然と喘ぎ声が出る。種田の動き一つ一つに反応してしまう。体の奥から快楽が積み重ねっていき、それらが波のように全身に巡っていく。もうどうなってもいい、そんな風に思えてくる。
種田は色々な体位で圭介を責めた。そして、最後は圭介の中に自らの精を放った。熱い精子が自分の中に入って行く時、妊娠という言葉が浮かんだ。ありえないことだが、圭介は本気でそう思うほどに男の部分を壊されていた。
アナルからトロリとザーメンが流れ出る。圭介はぐったりとベッドの上で横たわりながら、満足感と種田の愛を感じていた。中出しはきっとその証拠なのだ。自分は種田さんに買われて良かった。
「Sissyの良いところはどれだけ中出ししても大丈夫なことだ」
快楽に酔いしれた圭介には種田の言葉は聞こえなかった。


〜8〜
それから数日後、圭介は種田に呼び出された。同じホテルの一室。呼ばれたときは胸が弾んだ。また、種田さんに会える。
念入りにメイクをして、服を選んだ。清楚な感じがする白のドレス。圭介は鏡の中で純白の花嫁をイメージしていた。
しかし、部屋には種田以外に女性がいた。千秋だった。娼婦が着るような黒色の下着しか身につけておらず、ずっと下を向いたままだった。
「いま千秋くんは風俗で働いているんだ。今日は僕が買ったんだ」
圭介は以前に感じていた千秋への恨みが消えていることに気づいた。むしろ、同情していた。お嬢様育ちで、プライドの高い千秋が風俗だなんて、きっと苦しい毎日を送っているに違いない。自分は種田という素晴らしい男性に買われたが、千秋は毎日たくさんの見知らぬ男に抱かれているはずだ。
「ち、千秋…」
「圭介、本当にごめんなさい。そんな格好させられて」
千秋は今すぐにでも泣きそうな顔をしている。
「ゲームをしようか。もし、君が千秋とセックスすることが出来たら、僕が借金を肩代わりしていいよ」
種田の提案に圭介は戸惑った。少し前の自分ならすぐにでも応じる話だが、借金がなくなるということは普通の男に戻るということになる。それが素直に受け止められない。出来ればもう少しこの状況を楽しんでいたい…けどこんなチャンスは二度と訪れないはずだ。
「分かりました。千秋とセックスをします」
圭介は千秋を抱き始めた。柔らかな肉体と漂う雌の匂いになぜか不快な気持ちになってしまった。
(一体、どういうこと?)
以前とはまったく逆の感覚が女性を抱くことによって生まれる。嫌悪感だ。早く終わらせよう、圭介は千秋のショーツを脱がして、挿入する準備をした。しかし、一向に勃起する気配がない。必死に興奮しようとしたが、女性への嫌悪感が先に来てしまい、ペニクリは縮んだままだ。フニャフニャのペニクリを無理矢理マンコに当てた。なんとかこの状態で挿れようと思ったのだ。
「あはははは、もう我慢できない」
千秋が急に笑い出した。
「そんな親指みたいなチンポを必死に挿れてくるんだもん。もうおかしくて、おかしくて」
「な、何がおかしいの?」
「ねえ、そんな状態なんてまともな男に戻れるって思ってるわけ?だって、チンポシャブッて、ケツの穴を掘られたわけでしょ。しかも、勃起もしなくて、女のマンコにも挿れらないし。あんたもう男じゃないんだよ」
「ど、どうして…そんなこと言うの」
「あー、やだやだ。元夫がこんな風になるの見るなんて気持ち悪いわ。まだ気づかないの?借金なんて嘘よ。私がホスト貢ぐようなバカ女に見える?」
圭介は千秋が何を言ってるのか理解できなかった。借金があって、自分はそのために男を捨てなければいけなかった。それが借金は最初から存在しなかった。
「あんたさぁ、私のこと別に好きじゃないよね。ずっと前から気づいてたの。私の家が金持ちだから結婚したんでしょ?本当に腹立たしいから、不倫してやろうと思って、種田さんと付き合うようになったの。凄いわー、あんたよりもセックスが何十倍も上手いの」
種田がやってきて、千秋とキスをし始めた。たっぷりと舌を絡ませた雄と雌のキスだった。
「あんたのセックスってただ腰振るだけで、何の気持ちよくもないのよ。おまけ超早いし。まぁ、もうインポになったみたいだから、どのみち男としては完全に終わってるんだけどね」
「ど、どうして嘘なんて付いたんだ」
「女のこと完全に見下してるよね。だから、その勘違いを体で分からせてやりたかったの。そこで種田さんに相談したら、全部手配してくれたわ」
「大野も恵も、僕の知り合いでね」
種田は恵の胸と股間を触りながら言った。恵はその感触に酔ったように喘いだ。
「嘘……嘘よ」
圭介は二人の嘘が信じられなかった。
「僕たちは今からここでセックスをするから、君はここで見ておくといいよ」
二人は激しく絡み合い始めた。そのとき圭介は千秋のことを心底憎らしいと思い、同時に羨ましいとも思った。
「ああん、ねえ、この子にザーメンあげたら」
「いいのか?」
「こんなに物欲しそうな顔してるんだもん。なんだか可哀想になってきて」
「おい、カノン。ザーメン欲しいか」
圭介はゆっくりと頷いた。もう頭の中には種田の精子以外なかった。
「はい、私にたっぷりかけてください」
「元妻のマンコに入ったチンポだ。しっかり綺麗にしてくれよ」
種田は千秋のマンコからチンポを抜いて、圭介の口に突っ込んだ。それから乱暴に腰を動かし、口内にザーメンを放った。喉を焼かれるような感覚がして、どんどん精子が体の中に入っていく。圭介は一心不乱にチンポを吸い続けた。体中に種田の精子が満たされていく幸福感。嬉しくて涙が出てきた。
「うわぁ、涙流して喜んでるし。そんなにチンポ好きなの、カノンちゃん?」
意地悪い千秋の言葉に圭介は頷いた。
「うん、チンポ大好き。男の人の逞しいチンポ大好き」
種田はザーメンを出し終えると、圭介の口からチンポを抜いた。
「ところで君のこれからなんだけどね、雌堕ちさせるのにそれなりの費用がいったわけだよ。君を落札した金のこともある。だから、今度こそ君は本当に売られるんだ。いま海外じゃ日本のSissyが人気でね。きっと高値で売れるよ」
「良かったじゃない。あんたにはお似合いの人生だね」
「はい、カノン嬉しいです。どんどん雌になっていけるんですもの」


その後、種田と千秋は結婚し、たくさんの子どもを作った。
圭介は海外のマスターに売られたが、それ以上のことは分かっていない。


END
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